聖書日課 アモス書1章13節~2章5節(新共同訳 旧約pp.1429-1430)
(1) 人を虐待する罪(1章13節~2章3節)
残忍な行為は残忍な心から出ている。これまでアモスの預言に出てきた異邦の国々は、残忍な心を持っていた。そこに「アンモン」と「モアブ」が加わった。「アンモン」は「ギレアド」を自分の「領土」だと主張し、イスラエルを頻繁に侵略した。「モアブ」は「エドムの王の骨を燃やし、灰にし」てしまうほど残酷だった。これに対し、主なる神はバビロンの王の手を用いてアンモンを滅ぼされ、モアブにも撤回不可能な裁きを下され、滅ぼされた。主なる神の怒りを呼んだ彼らの罪の行いは、隣人に対する虐待であった。即ち、隣国の人々を抑圧し、他の国に奴隷として売り払ったのである。自らの信仰と人格は隣人との関係によって明らかになる。主なる神は隣人に対して無慈悲な人を赦されない。
自分の持つ地位と影響力で誰かを虐げたり、ストレスを与えていませんか。主に似る柔和で謙遜な者ですか。
(2) 主なる神の御言葉を無視した罪(4~5節)
主なる神の御言葉は周辺の国々だけでなく、「ユダ」にも宣告された。ユダが犯したいくつかの重大な罪のために、彼らに「火を放」ち、全てのものを燃やすと言われた。北イスラエルは分裂による傷が依然として残っていたため、南ユダに対するこのような裁きを内心喜んでいたかも知れない。異邦の国々に対する裁きの根拠は、彼らの悪い行いにあったが、神の民であるユダに対する裁きの基準は「主の教え」と「その掟」であった。彼らの赦されない罪は、主なる神を信じていると言いながら、「その掟を守ら」ないことであった。彼らは「主の教え」と「その掟」を蔑視し、偶像に「惑わされた」。主なる神の御言葉を捨てた者は肉体的、精神的、霊的にさ迷うようになる。
不従順の罪を主なる神はどのように示されますか。主なる神の戒めを尊び、守るためにどのような努力をしていますか。
祈り
御言葉を軽く考えたり、逆に負担に思うことがないようにして下さい。御言葉を大切にし、御言葉を通して主に出会う喜びを味わえますように。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00
〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
メールアドレス
https://nschrist1972.hatenablog.com/
〈地図〉