聖書日課 アモス書2章6~16節(新共同訳 旧約p.1430)
(1) 不正に富を増やした罪(6~8節)
アモスはユダを含む7つの国に対する裁きのメッセージを伝えた。似たような形式と内容が繰り返されているが、これはメッセージを徐々に、より強調して伝える効果を持っている。しかし、アモスが伝える裁きの預言は、ユダに留まらない。アモスは周辺の7つの国に対して順番に一国ずつ預言してから、北「イスラエル」に向かって預言し始めた。その時もまだ安逸としていた「イスラエル」は、一瞬にして有罪判決の網の中に捕らえられてしまった。イスラエルが犯した罪は、具体的には抑圧、不義、不道徳である。彼らは「貧しい者」、「弱い者」、「悩む者」を「踏みつけ」、財産を奪い取って虐げ、自分達だけ贅沢を楽しんだ。イスラエルの罪は、人よりも「金」を愛した欲によるものであった。
あなたの中にある貪欲は何で、どうやって捨てますか。あなたの周囲にいる、助けを必要とする人は誰ですか。
(2) 神の人を脅した罪(9~16節)
主なる神は北「イスラエル」の更なる罪に注目された。彼らは宗教指導者を買収して脅迫し、自分の役割を果たせないようにした。彼らは「ナジル人」と主なる神が送られた「預言者」を尊重しなかった。主なる神は「エジプトの地」からイスラエルの民を連れ出され、「アモリ人」が住んでいたカナンの地へと導かれた。そして、イスラエルの民にその地で主なる神の御言葉の通りに生き、主なる神に仕え、隣人を愛することを願われた。そのために、イスラエルの民は「預言者」の教えと「ナジル人」の聖さの水準に従わなければならなかった。しかし、彼らは「ナジル人に酒を飲ませ」、「預言者に、預言するなと命じた」(12節)。罪を指摘する主なる神の御声を拒絶するなら、怒りは避けられない。
罪を指摘する御言葉に謙遜に悔い改めますか。御言葉を人の言葉ではなく、主なる神の言葉として受け入れますか。
祈り
私に下さった財産と才能を自分のためだけに使ったことを悔い改めます。主なる神が私に委ねられた人のために、惜しみなく用いることが出来ますように。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00
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