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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 イザヤ書15章

聖書日課 イザヤ書15章(新共同訳 旧約pp.1084-1085)

 バビロン、アッシリア、ペリシテへの裁きの預言に続いて、15~16章では、イスラエルの隣国「モアブ」の滅びの預言が記されている。

 モアブは、イスラエルと血縁関係にある民族で、アブラハムの甥ロトの子孫である(創世記19章37節)。しかし、彼らは一部の例外を除けばイスラエルに対して決して友好的な民族ではなかった。彼らは、エジプトを脱出して来たイスラエル民族が、「あなたの国を通らせていただきたい」とモアブに願い出た時、これを拒否して通行させなかった(士師記11章17節)。そればかりか、或る時には、預言者バラムを用いてイスラエルを呪わせようとさえした(民数記22章6節)。

 それ故、モアブ人は「主の会衆に加わること」を禁じられた(申命記23章4~5節)。そして、遂にここではモアブの破滅が宣告されている。

「モアブについての託宣。一夜のうちに、アルは略奪され、モアブは滅びた。一夜のうちに、キルは略奪され、モアブは滅びた。ディボンの娘は、嘆くために聖なる高台に上った。ネボの上で、またメデバの上で/モアブは泣き叫ぶ。皆、髪をそり上げ、ひげをそり落とす」(1~2節)。

 このように言うと、主なる神が仕返しをしているように聞こえるが、決してそうではない。

「わが心は、モアブのために叫ぶ」(5節)。

 主なる神はモアブの滅びを嘆き悲しんでおられた。その意味で、15章はモアブへの挽歌と言うことも出来るだろう。そして、これは主なる神の御思いであると共に、預言者イザヤの心でもあったに違いない。

 それと共に、私達はここからもう一つ、主なる神の御思いを読み取りたい。それは、主なる神がどんなに神の民イスラエルを愛しておられたかということである。

 アッシリアもペリシテもバビロンも、そしてモアブも、皆それぞれ自分達が犯し続けた罪のために滅んでいった。しかし、それは、彼らが神の民イスラエルに敵対した罪のためでもあった。何故なら、イスラエルを愛する主なる神は、イスラエルに敵対する者から彼らを守られるからである。

「あなたの神、主はバラムに耳を傾けず、あなたの神、主はあなたのために呪いを祝福に代えられた。あなたの神、主があなたを愛されたからにほかならない」(申命記23章6節)。

「あなた」とは神の民イスラエル、そして、主イエス・キリストを信じるあなたである。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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