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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌下36章

聖書日課 歴代誌下36章(新共同訳 旧約pp.721-722)

 いよいよ歴代誌の最後の章となった。前章までの2章には、ユダ王国末期の信仰の王ヨシヤについて記されていた。しかし、ヨシヤ王の悲劇の死の後、ユダ王国は一気に滅亡に向かって転げ落ちて行った。

「先祖の神、主は御自分の民と御住まいを憐れみ、繰り返し御使いを彼らに遣わされたが、彼らは神の御使いを嘲笑い、その言葉を蔑み、預言者を愚弄した。それゆえ、ついにその民に向かって主の怒りが燃え上がり、もはや手の施しようがなくなった」(15~16節)。

「ヨシヤの子ヨアハズ」は僅か「三か月」「エジプトに連れて行かれた」(1~4節)。後を継いだ兄弟の「ヨヤキム」「十一年間」ユダを治めたものの(5節)、「バビロンの王ネブカドネツァル」に反逆したため、「バビロンに引いて行」かれた(6節)。その子「ヨヤキン」も即位後僅か「三か月と十日間」で、同じく「バビロンに」連行された(9~10節)。そして、ヨヤキンに代わって王とされた「ゼデキヤ」は、ユダ王国最後の王となった。そして、紀元前586年、エルサレムと主の神殿は、ネブカドネツァルによって徹底的に破壊されてしまった(19節)。

 こうして、ユダ王国の王たちの歴史の書である歴代誌は終わる。その最後は、何とも寂しく悲惨なものであった。しかし、そのような罪と滅びの歴史の中で、主なる神は、決して黙って見ておられたわけではない。主は、罪を犯し続ける「御自分の民と御住まいを憐れみ、繰り返し御使いを彼らに遣わされた」。また預言者を送り、人々に罪を悔い改め、ご自身に立ち帰らせようとされた。

 主なる神は、警告することなしに、裁きを下されることは決してない(アモス書3章7節)。また、一人の罪人も滅びることを願われない(エゼキエル書18章23節)。主なる神は、罪人を救おうと必死になって呼びかけられる御方である。それでもその御声に聞き従うことを拒絶し、主なる神に逆らい続ける民に対し、主なる神は裁きを下された。

「ここまで来たら滅びても仕方がない、自業自得だ!」と言われても当然かも知れない。しかし、神の民の歴史はこれで終わらなかった。歴代誌は、最後の最後に、バビロンを滅ぼした「ペルシアの王キュロス」詔勅を記して終わっている。

「ペルシアの王キュロスはこう言う。天にいます神、主は、地上のすべての国をわたしに賜った。この主がユダのエルサレムに御自分の神殿を建てることをわたしに命じられた。あなたたちの中で主の民に属する者はだれでも、上って行くがよい。神なる主がその者と共にいてくださるように」(23節)。

 主なる神の恵みと慈しみは、底抜けに深く、大きい。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

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