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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌下35章

聖書日課 歴代誌下35章(新共同訳 旧約pp.719-720)

 ヨシヤ王による宗教改革が進められる中、「ヨシヤ王の治世第十八年」「第一の月の十四日」(1節、19節)、即ちヨシヤ王が26歳の時に、ユダとイスラエルの国を挙げての過越祭が挙行された。それは実に盛大な祭りだった。全ての「祭司、レビ人」が動員され、王をはじめ「すべてのユダとイスラエルの人々」が集い、何千匹、何万匹もの羊や牛が「過越のいけにえ」として献げられた。ヨシヤが祝ったような「過越祭を行った者は、イスラエルの歴代の王の中に一人もいなかった」

「こうしてその時、そこにいたイスラエルの人々は過越祭を祝い、除酵祭を七日間にわたって祝った。預言者サムエルの時代以来、イスラエルにおいてこのような過越祭が祝われたことはなく、ヨシヤが祭司、レビ人、そこに居合わせたすべてのユダとイスラエルの人々、およびエルサレムの住民と共に祝ったような過越祭を行った者は、イスラエルの歴代の王の中に一人もいなかった。この過越祭はヨシヤ王の治世第十八年に祝われた」(17~19節)。

 それはユダとイスラエルの人々の心を、大いに奮い立たせ、喜びに満たし、そして一つに結び合わせたに違いない。現代で言えば、オリンピックを思い出せば想像出来るかも知れない。国中が燃え上がるような熱い心で一つにされた瞬間だった。

 こうして、ヨシヤ王の改革は順調に進められ、神の民は再びかつての繁栄を取り戻すかに見えた。しかし、即位後「三十一年」を迎えたヨシヤ王に(34章1節)、信じられないような悲劇が襲った。「エジプトの王ネコ」「カルケミシュを攻めようとして上って来た」時、「ヨシヤはこれを迎え撃つために出陣し」、そこで戦死してしまったのである。

「ヨシヤが神殿を整えるために行ったこれらのすべての事の後、エジプトの王ネコがユーフラテス川の近くのカルケミシュを攻めようとして上って来た。ヨシヤはこれを迎え撃つために出陣した」(20節)。

 それは余りにも突然の出来事だった。しかも、この時エジプトはユダと戦うために来たのではなかった(21節)。エジプト王ネコの忠告の言葉にもかかわらず、「ヨシヤは引き返さず」に殺されてしまった。何故このようなことが起こったのか? 聖書はこう記している。

「しかし、ヨシヤは引き返さず、攻撃のために変装して、神の口から出たネコの言葉を聞かなかった。そして彼はメギド平野の戦いに臨んだ」(22節)。

 恐らくこの時ヨシヤ王は「エジプト何するものぞ!」と血気盛んに出て行ったのだろう。しかし、主なる神の御声を聞き分ける心の余裕と謙遜を見失っていた。行き過ぎた勢いが、心の耳を塞ぎ、大きな悲劇を生み出すことになってしまった。心に留め置くべき大事な教訓である。

「まことに、イスラエルの聖なる方/わが主なる神は、こう言われた。『お前たちは、立ち帰って/静かにしているならば救われる。安らかに信頼していることにこそ力がある』と」(イザヤ書30章15節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

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