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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌下23章

聖書日課 歴代誌下23章(新共同訳 旧約pp.699-700)

 ユダ王国の暗黒時代が、ようやく終わろうとしていた。この「六年の間」ユダ王国「アハズヤの母アタルヤ」によって「支配」され、ダビデ王家は滅亡の危機に瀕していた(22章12節)。

 しかし、主なる神は、ダビデに与えた約束の故に、一筋の灯を残して下さった。それが、「祭司ヨヤダの妻」「ヨシェバ」によって匿われた「アハズヤの子ヨアシュ」である(同11節)。彼は、アタルヤがユダ王国を支配していた「六年の間」「神殿の中で」祭司ヨヤダたちに守られて「隠れていた」(同12節)。そして、遂に時至り、ヨヤダはユダ王国をアタルヤの手からダビデ王家に取り返す「決意を固め」た。

「七年目に、ヨヤダは決意を固め、百人隊の長たちエロハムの子アザルヤ、ヨハナンの子イシュマエル、オベドの子アザルヤ、アダヤの子マアセヤ、ジクリの子エリシャファトを連れて来て、彼らと契約を結んだ。彼らはユダを行き巡り、ユダのすべての町からレビ人とイスラエルの氏族の長を集めてエルサレムに帰って来た。全会衆が神殿の中で王と契約を結ぶと、ヨヤダは彼らに言った。『見よ、王の子を。主がダビデの子孫について言われた言葉に従って、彼が王となる』」(1~3節)。

 アタルヤの手から命懸けでヨアシュを助け出して以来、ヨヤダたちには、神殿の中で息を潜めて暮らす長い忍耐の日々が続いた。その長い雌伏の期間に、ヨヤダは、主に祈りを献げながら入念に計画を練り、信頼のおける仲間と共に、この日のために準備してきた。

 そのような忍耐の日々を支えた力は一体どこにあったのだろうか。そして、立ち上がる決意を固めた勇気はどこから生まれたのだろうか。

 勿論、アタルヤの支配への反発はあっただろう。国の現状を嘆く愛国心もあったに違いない。しかし、何よりも彼らの心の底にあったのは、主なる神への信頼と、ダビデに与えられた約束に立つ信仰だったに違いない。主なる神への深く真実な信仰によって、彼らは苦難の中にあっても希望を抱き続けることが出来た。

「このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています。そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません」(ローマの信徒への手紙5章2~5節)。

祈り

 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日も問題だらけのこの私を赦し、御前に招き、引き寄せて下さいました。主よ、祈りはあなたからやって来ます。祈りの心が湧かない者に祈りを与えられるのはあなたです。

 主よ、どうか私達の心を清めて下さい。目まぐるしく動く社会と毎日の生活の中で、あなたの時を待ちながら日々備える知恵と希望をお与え下さい。

 悪が支配するように思える日々を過ごす時も、あなたは私達を握り続けて下さいます。あなたは時を備え、必ず悪を打ち砕いて下さいます。あなたを礼拝することの喜びで満ち溢れる時を来らせて下さることを信じて、あなたを待ちます。

 主よ、どうか私達一人一人を支えて下さい。

 苦しみの中にある方、痛みの中にある方を顧み、今日一日背負って歩いて下さい。外的な状況がどのようなものであっても、それに勝る光と希望を内に満たし、あなたの子らしく生きることが出来ますよう、助けて下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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