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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌上7章

聖書日課 歴代誌上7章(新共同訳 旧約pp.636-638)

「イサカル」は、イスラエルの12部族の中で、余り目立たない部族かも知れない。しかし、歴代誌は、そのような弱小部族も決して軽んじることなく、その系図をきちんと記している。しかも、彼らの中には「勇士が八万七千人87,000人い」たと述べられている。

「イサカルの子は、トラ、プア、ヤシュブ、シムロンの四人。トラの子は、ウジ、レファヤ、エリエル、ヤフマイ、イブサム、シェムエル。これらは、トラの諸家系の長であった。ダビデの時代には、系図に記された勇士の数は二万二千六百人であった。ウジの子は、イズラフヤ。イズラフヤの子は、ミカエル、オバドヤ、ヨエル、イシヤの五人。皆、家系の長であった。彼らには多くの妻があり、子供が大勢生まれたので、同じ家系に属する戦闘員が三万六千人いた。イサカル全氏族の兄弟たちには、勇士が八万七千人いて、それぞれ登録されている」(1~5節)。

 他の大部族と比べて目立たない部族にも、きちんと目を留めれば、力ある素晴らしい人が沢山いたことが分かる。主なる神はそのように一人一人に目を留めて下さる方である。

 7章には、この他にも、「ベニヤミン」「ナフタリ」「マナセ」「エフライム」「アシェル」の各部族の系図が記されている。これらもイサカル部族と同様、どちらかと言うと余り目立たない部族である。しかも、「ベニヤミン」を除けば、これらは皆、バビロン捕囚の100年も前に滅ぼされており、いわゆる〈失われた部族〉である。その意味で、歴代誌が書かれた当時の人々にとっては、自分達と直接関係のない人々であったとも言える。

 しかし、そのような部族も決して忘れられることなく、その系図が記されている。それは、歴代誌があくまでもイスラエル12部族を一つの神の民として見ていたからであり、失われた部族も含めて、神の民は必ず再興されると信じていたからである。勿論、一度消えた民族が再び歴史の中に現れるというのは、殆ど不可能なことである。しかし、私達は、イスラエルがその奇跡を成し遂げた民族であることを知っている。20世紀の半ばに、2000年もの時の経過を乗り越えて、彼らは主なる神の約束の地に自分達の国を再興した。

 人の目には、小さな者、取るに足りない者と見えたとしても、主なる神の御前に見失われる人は一人もいない。悔い改めて主なる神に立ち帰るなら、主なる神は必ず回復して下さる。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
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