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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌上5章

聖書日課 歴代誌上5章(新共同訳 旧約pp.632-634)

 5章には、「ルベン」「ガド」「マナセの半部族」について記されている。彼らは皆ヨルダン川の東側を居住地とし、人々の数においても、軍事力においても、イスラエルの中で一際大きな力を持っていた。しかも、彼らは「戦いに際して」、その人数や軍事力に驕ることなく「神に助けを求め」たために、「その信頼のゆえに敵に打ち勝つ助けを得」たと記されるほど信仰的な人々だった(20節)。

 ところが、そのような信仰深い彼らが、約束の地に定住し、繁栄した生活を送るうちに、次第に偶像に心を寄せるようになり、主なる神に対する純粋な信仰を失ってしまった。そして、そのために、彼らはアッシリアによって滅ぼされ、「捕囚として連れ去」られてしまった。安定と繁栄の中で信仰が継続され、継承されていくことの難しさを改めて思わされる。

「しかし、彼らは先祖の神に背き、神が昔滅ぼされたその地の民の神々を慕って姦淫した。イスラエルの神は、アッシリアの王プル、すなわちティグラト・ピレセルの心を動かされたので、彼はルベンの部族、ガドの部族、マナセの半部族を捕囚として連れ去り、ヘラ、ハボル、ハラ、ゴザン川に彼らを引いて行った。彼らは今日もなおそこにいる」(25~26節)。

 勿論、安定も繁栄も主なる神の素晴らしい祝福である。私達は、ヤベツのように、「領土」が拡大し、災いや「苦しみ」から守られるよう、主なる神に祈り求めてよい。しかし、同時に私達は、目に見える祝福ばかりに心を奪われて、目に見えない主なる神と交わり、主なる神に仕える喜びを決して見失ってはならない。祝福の本質は主なる神ご自身との平和な交わりにあり、祝福の目的は私達が全世界の祝福の源となって、主なる神の祝福を人々に届けることである。

 イスラエルの民は、主なる神の祝福による安定と繁栄に胡坐をかき、祝福の本質である主なる神との交わりを軽んじ、祝福の源となって人々に祝福を届けるという目的と使命を見失ってしまった。その結果、彼らは偶像礼拝とそれに伴う性的・倫理的退廃へと陥り、やがて自らの罪の故に滅んでしまった。

 この数千年も昔のイスラエルの出来事が、現在の私達の姿と重なって見えるのは、恐らく私だけではないだろう。そう、これは遠い昔のおとぎ話ではない。私達の国、私達自身に対する警告の書でもある。私達が、人生の基盤をどこに置き、何のために、何を目指して生きるべきかを、聖書はこのような出来事を通して明白に教え示している。

 あなたの人生の基盤と目的はどのようなものだろう。主なる神との交わりに生き、祝福に満たされ、祝福を届ける人生、ここに私達の歩むべき道がある。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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