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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌上1章

聖書日課 歴代誌上1章(新共同訳 旧約pp.625-627)

 今日から歴代誌を読んでいく。歴代誌は、「アダム」からバビロン捕囚期までの神の民の系図と歴史が記されている、創世記から列王記までの〈まとめ〉のような書である。

「アダム、セト、エノシュ、ケナン、マハラルエル、イエレド、エノク、メトシェラ、レメク、ノア、セム、ハム、ヤフェト。ヤフェトの子らは、ゴメル、マゴグ、メディア、ヤワン、トバル、メシェク、ティラス。ゴメルの子らは、アシュケナズ、ディファト、トガルマ。ヤワンの子らは、エリシャ、タルシシュ、キティム、ロダニム。ハムの子らは、クシュ、エジプト、プト、カナン。クシュの子らは、セバ、ハビラ、サブタ、ラマ、サブテカ。ラマの子らは、シェバ、デダン。クシュにはまた、ニムロドが生まれた。ニムロドは地上で最初の勇士となった」(1~10節)。

 では、これまでの単なる繰り返しかと言うと、勿論そうではない。歴代誌には明らかな特色が見られる。それは、歴代誌の著者の神学的視点に基づいて新たにまとめられた神の民の歴史と言うことが出来る。つまり本書には「真の神を礼拝する民として選ばれたイスラエル」という神学的視点からの歴史が記されている。

 では、イスラエル人ではない私達とは関係のない歴史なのかと言うと、それもまた違う。歴代誌は、〈イスラエルの始祖〉アブラハムからではなく(27~28節)、〈人類の始祖〉「アダム」から系図を書き始めている(1節)。このことは、本来人類は全て、真の神なる主を礼拝する者となるために創造されたということを示している。即ち、主なる神はイスラエルだけの神ではなく、全ての人種、民族、国々を含む全人類にとっての神である。

 では、イスラエルは何のために選ばれたのだろうか。神の民イスラエルは、真実な礼拝を献げることにその選びの目的があった。罪に陥った全人類の中で、まずこの民が祝福を受け、ひいては、全世界の人々や国々にも真の礼拝と祝福をもたらす民として用いられるためである。

 私達は、この書を学ぶことによって、真実な礼拝を回復するための大切な手がかりを得ることが出来る。歴代誌は、そのためにこそ書かれた書である。

「しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ」(ヨハネによる福音書4章23節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

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