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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 列王記上20章

聖書日課 列王記上20章(新共同訳 旧約pp.567-570)

「アラムの王ベン・ハダド」が、「全軍」を挙げてサマリア「包囲し、攻撃」を仕掛けてきた(1節)。そして、イスラエルの王アハブに使者を送り」、こう告げた。

「ベン・ハダドはこう言う。あなたの銀と金はわたしのもの、あなたの美しい妻子たちもわたしのものである」(3節)。

 アハブは恐れて言った。

「わが主君、王よ、あなたのお言葉どおりです。わたしも、わたしの持ち物もすべてあなたのものです」(4節)。

 何とも弱気な王である。すると、案の定ベン・ハダドは、相手が弱みを見せたことにつけ込み、更なる要求をしてきた(5~6節)。これに困り果てたアハブ王は、「国中のすべての長老を召集して」、彼らの意見を求めた(7節)。そして、長老たちの意見に従ってアラムの王の要求を断った(8~9節)。主なる神に依り頼むのではなく、長老たちの意見に従い、彼らに励まされて、ようやく敵の無礼な要求を断る。神の民イスラエルの王とは、とても思えない姿である。

 ところが、そのようなアハブ王を、主なる神は決して見捨ててはおられなかった! 主なる神はアハブ王に言った。

「見よ、一人の預言者イスラエルの王アハブに近づいてこう言った。『主はこう言われる。『この大軍のすべてをよく見たか。わたしは今日これをあなたの手に渡す。こうしてあなたは、わたしこそ主であることを知る』』」(13節)。

 不信仰で、弱気で、何の策もない王アハブ。人間的に見れば、このまま滅ぼされても仕方のないような人物を、主なる神はなお顧みられた。イスラエルは、やはり、主なる神に愛された選びの民であった。主なる神は、アハブ王とその民が、もう一度主を知り主に立ち帰ることを、何よりも強く願っておられたに違いない。

 ところが、アハブは、主なる神が約束通りアラムの王をアハブの手に渡されたにもかかわらず、アラムの王ベン・ハダドを討たず、彼と「協定を結び」「帰国させ」てしまった(34節)。結局、アハブのどこまでも不信仰な姿勢は変わることがなかった。

 アハブ王のあり方は、愚かな人間、頑なで傲慢な人間の典型と言えるだろう。自らの戒めとしたい。そして、そのような愚かで頑なな人間を、なお愛し、なお救おうとされる主なる神の恵みと憐れみの大きさと深さを心にしっかり刻みつけ、主の御前に謙る者でありたい。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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