聖書日課 レビ記15章(新共同訳 旧約pp.185-186)
15章は、男女の漏出による汚れと清めについての規定が記されている。どのような場合に汚れが生じ、どのようにして清められるかについて詳細に指示されている。これもまた、13章からの医学的・衛生的な面からの規定の続きと考えることが出来るだろう。
その上で、この規定の目的について次のように記されている。
「あなたたちはイスラエルの人々を戒めて汚れを受けないようにし、あなたたちの中にあるわたしの住まいに彼らの汚れを持ち込んで、死を招かないようにしなさい。以上は、尿道の炎症による漏出のある人、精の漏出のため汚れた人、生理期間中の人など、男でも女でも体からの漏出のある人、また汚れた女と寝た男に関する指示である」(31~33節)。
主なる神は、ご自分の民が「汚れを持ち込んで、死を招かないように」配慮して下さっている。
ここで、「漏出のある人」や「生理期間中の女性」を「汚れている」として、その人に触れた者もまた「汚れる」と言われている。これも決して病人や生理に対する差別や侮蔑ではない。病気の感染を防ぐためであり、また、病気にかかった人や生理期間中の女性の安静を確保するためであると思われる。
汚れに染まらず、それによって死を招かないようにするというのは、積極面から言えば、主なる神が聖であられるように、イスラエルの人々も「祭司の王国、聖なる国民」(出エジプト記19章6節)として健やかに生きるということである。
主なる神の御心は、私達が神の民として健やかに生きることである。そして、それは、私達が主イエス・キリストにしっかり結び付き、主の恵みの下で、主なる神の御心に従って歩むことの中にある祝福である。
「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである」(ヨハネによる福音書15章5節)。
西原新生バプテスト教会
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