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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 テトスへの手紙3章

聖書日課 テトスへの手紙3章(新共同訳 新約pp.397-398)

 パウロはテトスに次のように勧めている。

「この言葉は真実です。あなたがこれらのことを力強く主張するように、わたしは望みます。そうすれば、神を信じるようになった人々が、良い行いに励もうと心がけるようになります。これらは良いことであり、人々に有益です」(8節)。

「この言葉」とは何だろうか。これを「力強く主張す」れば、「神を信じるようになった人々が、良い行いに励もうと心がけるようにな」るというのだから、とても大切な言葉であることは間違いない。

 それは前に記されている。そこには「かつては、無分別で、不従順で、道に迷い、種々の情欲と快楽のとりことなり、悪意とねたみを抱いて暮らし、忌み嫌われ、憎み合っていた」私達を(3節)、「わたしたちの救い主である神」「人間に対する愛」「憐れみ」によって「救ってくださ」ったこと(4~5節)、「この救いは、聖霊によって新しく生まれさせ、新たに造りかえる洗いを通して実現した」こと(5節)、「こうしてわたしたちは、キリストの恵みによって義とされ、希望どおり永遠の命を受け継ぐ者とされた」ことなどが記されている(7節)。

 これらは皆、とても大切な教えである。しかし、キリスト者であれば誰でも知っている筈のことでもある。それが、改めて「力強く主張するように」勧められているのは、これらの教えから外れて「愚かな議論、系図の詮索、争い、律法についての論議に走り(9節)、分裂を引き起こす人々がいたからである。パウロは、「このような人は心がすっかりゆがんでいて、自ら悪いと知りつつ罪を犯している」と言い(11節)、「一、二度訓戒し、従わなければ、かかわりを持たないようにしなさい」と厳しく警告している(10節)。

 聖書の教え、救いの基本から外れてしまうというのは、本当は信仰の基本を知っていない、或いは理解していないところに原因があるのではないか。これは決して他人事ではない。私達も、聖書を知っているつもり、分かっているつもりになって、いつの間にか御言葉を求める意欲、主なる神を慕い求める思いを無くしてしまっているということがある。

 知れば知るほどもっと知りたくなってくる。学べば学ぶほど新たな真理を発見出来る。それが御言葉の奥深さ、聖書の教えの素晴らしさである。創世記からヨハネの黙示録まで、聖書全巻を読み続け、学び続ける意欲と姿勢を保ち続けたい。主なる神の恵みと愛に生かされる人生の土台は、それによって築かれるからである。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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