ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 使徒言行録27章

聖書日課 使徒言行録27章(新共同訳 新約pp.267-269)

 ローマに送られる途中、船が難破して「ついに助かる望みは全く消えうせようとしていた」(20節)と思われた時、パウロは絶望の中にいる人々に向かって語った。

「しかし今、あなたがたに勧めます。元気を出しなさい。船は失うが、皆さんのうちだれ一人として命を失う者はないのです。わたしが仕え、礼拝している神からの天使が昨夜わたしのそばに立って、こう言われました。『パウロ、恐れるな。あなたは皇帝の前に出頭しなければならない。神は、一緒に航海しているすべての者を、あなたに任せてくださったのだ。』ですから、皆さん、元気を出しなさい。わたしは神を信じています。わたしに告げられたことは、そのとおりになります」(22~25節)。

 これまでパウロは、世界の至る所で福音を伝えてきた。偶像の町エフェソでも、フィリピの獄中でも、或いはローマ帝国の総督の前でも、ユダヤの王の前でも、パウロはいつでもどこでも一貫して、イエス・キリストによる救いの希望を語り続けてきた

 その間、パウロは何度も殺されそうになり、鞭打たれ、投獄された。人間的に見れば、それは何の希望も勝利も見出すことが不可能な状況だった。

 しかし、パウロは希望を語り続けた。そして、この時も変わることなく、人々に向かって「元気を出しなさい」と語りかけた。

 どうしてパウロは、このように絶望的な状況の中で、救いの希望を語り続けることが出来たのだろうか。それは、決して人間の知恵や根性や気合によるものでない。パウロはこの時、主なる神の御声を聞いたのである。ここに、使徒パウロが、どのような状況の中に置かれても決して失望することなく、希望を語り続けることが出来た秘訣がある。

 パウロは、「わたしが仕え、礼拝している神」と言っている。主に仕え、主を礼拝するとは、主の御前にひれ伏し、主に全てを委ねて聴き従って生きることである。そういう決心、そういう生き方の中でこそ、私達は、主なる神の御声の声を聴き続けることが出来る。その時、私達は決して失望することはない。そればかりでなく、人々を元気づけることさえ出来る。

 主に仕え、主を礼拝し、御言葉と祈りを通して、主なる神の御声を聴き続けていきたい。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町字内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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