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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 使徒言行録23章

聖書日課 使徒言行録23章(新共同訳 新約pp.260-262)

 エルサレムで遂に捕らえられたパウロは、翌日、ユダヤ人の「祭司長たち」(22章30節)と「最高法院の議員たち」(1節)の前に立たされた。ローマの千人隊長が、「なぜパウロユダヤ人から訴えられているのか、確かなことを知りたいと思い」、彼らの「召集を命じ」たのである(22章30節)。

 パウロは、少しも臆することなく議員達を見つめて言った。「兄弟たち、わたしは今日に至るまで、あくまでも良心に従って神の前で生きてきました」(1節)。 そして、パウロは、「議員の一部がサドカイ派、一部がファリサイ派であることを知」ると、彼らを分裂させるためにこう言った。「兄弟たち、私は生まれながらのファリサイ派です。死者が復活するという望みを抱いていることで、わたしは裁判にかけられているのです」(6節)。これは偽りではない。以前の彼は、ファリサイ派ユダヤ教徒であった。そして、今は復活の主イエス・キリストを信じ、永遠の命の希望に溢れて生きていた

 しかし、これを聞いたファイサイ派とサドカイ派の間に論争が生じ、最高法院は分裂状態に陥った(7節)。ファリサイ派の律法学者の中には、「この人には何の悪い点も見いだせない」(9節)と言う者さえ現れた。そして、余りにも「論争が激しくな」り、このままではパウロは彼らに引き裂かれてしまうのではないかと心配し」た千人隊長は、パウロを力ずくで助け出し、兵営に連れ行くように命じた」(10節)。

 一体パウロはどうなるのだろうか? ところが、この先行きの全く見えない暗闇の中で、パウロは主なる神の御声を聞いた。「勇気を出せ。エルサレムでわたしのことを力強く証ししたように、ローマでも証しをしなければならない」(11節)。

 目に見える状況を考えれば、いつ殺されてもおかしくなかった。しかし、主なる神の御声を聞いたパウロの心は、この時、不思議な平安に満たされたに違いない。

 そして、その言葉通りに、事は進んでいった。パウロ暗殺計画を知った千人隊長は、総勢270名もの護衛を付けて(23節)、パウロをカイサリアの「総督フェリクスのもとへ無事護送」した(24節)。たった一人の囚人の命を守るために、270人もの兵士が付けられた。これが主なる神の御計画である。主なる神の力強い御手は、人間の思惑を遥かに超えて働いていた

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町字内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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