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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 使徒言行録20章

聖書日課 使徒言行録20章(新共同訳 新約pp.253-255)

 20章には、パウロが第3回宣教旅行を終えて、エルサレムに上る途中での出来事が記されている。ミレトスまで来た時、パウロはエフェソに人を遣り、エフェソ教会の長老達を呼び寄せた(17節)。そこで彼らに最後の別れを告げるためである。

 この時パウロは、エルサレムに上ろうとしていた(22節)。しかし、エルサレム「投獄と苦難」「待ち受けている」ということを聖霊によってはっきり示されていた(23節)。それでもパウロは、「自分の決められた道を走りとおし、また、主イエスからいただいた、神の恵みの福音を力強く証しするという任務を果たすことができさえすれば、この命すら決して惜しいとは思いません」と長老達に告げた(24節)。福音にはそれほどの価値があると、パウロは確信していたのである。また、そのような確信と覚悟がなければ、「福音を力強く証しするという任務を果たすこと」は出来なかったに違いない。

 その確信に立って、パウロは、「神の御計画をすべて、ひるむことなく」(27節)彼らに「伝え」「三年間」、エフェソ教会の「一人一人に夜も昼も涙を流して教えてきた」(31節)。それ故、パウロは今、「だれの血についても、わたしには責任がありません」(26節)とはっきり言うことが出来た。

 その上でパウロは長老達に次のように告げた。

「どうか、あなたがた自身と群れ全体とに気を配ってください。聖霊は、神が御子の血によって御自分のものとなさった神の教会の世話をさせるために、あなたがたをこの群れの監督者に任命なさったのです」(28節)。

 パウロは、自分が去った後、エフェソ教会に「残忍な狼ども」「入り込んで来て群れを荒らす」ことが「分かって」いた(29節)。また、教会の中からも、「邪説を唱えて弟子たちを従わせようとする者が現れ」ることを知っていた(30節)。それ故、パウロの教えを思い起こし、目を覚ましているように励ました。

 最後にパウロは彼らにこう告げた。

「そして今、神とその恵みの言葉とにあなたがたをゆだねます。この言葉は、あなたがたを造り上げ、聖なる者とされたすべての人々と共に恵みを受け継がせることができるのです」(32節)。

 パウロは、主なる神の言葉によって救われ、捉えられ、命を賭けて主なる神の言葉を伝える使命を果たしてきた。そしてパウロは今「神とその恵みの言葉」に全てを委ねて彼らのもとを去ろうとしていた。「神とその恵みの言葉」の虜となったパウロの、深い信頼と徹底的な信仰を思わされる言葉である。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町字内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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