聖書日課 使徒言行録19章1~12節(新共同訳 新約p.251)
要約
パウロがエフェソで何人かの弟子達にイエス・キリストを伝え、バプテスマを授け、按手すると、彼らに聖霊が臨んだ。パウロはティラノの講堂で二年間御言葉を教え、主なる神の力ある業を行い、アジア州の多くの人々が福音を聞き、イエス・キリストを受け入れた。
(1) 聖霊を体験したエフェソの弟子達(1~7節)
パウロは、エフェソに着くと「十二人ほど」の「弟子」に出会った。彼らもアポロのように「ヨハネの洗礼」しか知らなかった。彼らは「聖霊を受け」ていなかっただけでなく、聖霊の存在すら知らなかった。イエス・キリストを信じてはいても聖霊を受けていないということは、その信仰が完全でないということの証拠である。聖霊の御業がなければ、「イエスは主である」と告白出来ないからである(コリントの信徒への手紙一12章3節)。パウロは彼らにヨハネが語った方がイエスであることを教え、「主イエスの名によって洗礼を授け」、「彼らの上に手を置」いた。すると、彼らにも聖霊の御業が現れた。聖霊に満たされた彼らの口から「異言」と「預言」が溢れ出た。力ある人生、信仰の人生を生きるためには、必ず聖霊に満たされなければならない。
聖霊に満たされていない状態で、自分の意志で信仰を堅くしようと熱心に努力した時に悟ったことは何ですか。
(2) エフェソでのパウロの働き(8~12節)
パウロは、第2回宣教旅行の時に約束した通りに(18章21節)、エペソに再びやって来た。パウロにもっと長くいて欲しいと願っていた聖徒達の姿がパウロの脳裏から離れなかったからである。だから、パウロは小アジアを経て、可能な限り早くエフェソに戻って来た。彼は「三か月間」エフェソの「会堂」で「神の国」の福音を教えた。しかし、福音を「非難」する「かたくな」な人々のためにそこを「離れ」、「ティラノという人の講堂」で「毎日」御言葉を教えた。主なる神は、御言葉の宣言と共に、「パウロの手を通して」癒しと悪霊を追い出す御業を「行われた」。そのような御業は、その地に主なる神の統治が実現される証拠である。こうしたパウロの献身的な働きによってアルテミスの都市だったエフェソに主なる神の教会が堅く立てられるようになった。
御言葉を学び、教えることに熱心に携わっていますか。御言葉の宣言と共に現れる主なる神の力を体験していますか。
祈り
パウロがイエス・キリストの御名でバプテスマを受けた人に按手すると、聖霊が臨み、彼らは異言と預言を語りました。聖霊よ、私にも臨んで下さり、知恵と力を与えて下さい。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00
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