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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 列王記上3章

聖書日課 列王記上3章(新共同訳 旧約pp.531-533)

 もし主なる神が、あなたに「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と言われたら、あなたは何を願うだろうか。

「その夜、主はギブオンでソロモンの夢枕に立ち、『何事でも願うがよい。あなたに与えよう』と言われた」(5節)。

 ソロモンの願いは、次のようなものであった。

「どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。そうでなければ、この数多いあなたの民を裁くことが、誰にできましょう」(9節)。

 富でもなく、長寿でもなく、敵の命でもなく、ソロモン王が主に願ったものは、人々の訴えを「正しく」「聞き分ける」知恵であった。これは、神の国イスラエルを治める王として、まことに相応しい願いであり求めであったと言える。

 主なる神はソロモンのこの願いを大変喜ばれた。そして、彼に豊かな知恵を与えると共に、彼が求めなかった「富と栄光」「長寿」をも与えると約束された(13~14節)。こうして、ソロモンは、後にも先にも彼に並び得る者はないほどの知恵と繁栄を誇る王となっていった。

 勿論、富や長寿を求めるのが悪いということではない。また、敵への勝利を願うことも一国の王であれば当然のことである。しかし、ここで教えられるのは、ソロモンが何を最も大切なこととしていたかということである。

 ソロモンは、何よりもまず、「民を正しく裁」くための知恵と「善と悪を判断する」心を求めた。それは、ソロモンが主なる神の義と知恵によって国を治め、国中が主なる神の臨在と祝福に満ち溢れたものとなることを願っていたということである。一国の王の価値観は、国家全体の価値観であり礎である。その礎が、主なる神の義と主なる神の善の上に築かれることによって、国家の祝福と繁栄が約束される。それは、これまで一貫して語られてきた主なる神の約束であり原則である。

 ソロモン王の治世は、イスラエルの歴史上最も繁栄した栄光の時代であった。それは、ソロモンが、治世の土台を主なる神の義と善の上に置いたことによる祝福であった。

 私達は、人生の礎をどこに置いているだろうか。また、何に価値を置いて自分の人生を築いているだろうか。私達の人生の色合いと祝福は、それによって違ったものになる。このソロモンの願いに学ぶ者でありたい。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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