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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 列王記上12章

聖書日課 列王記上12章(新共同訳 旧約pp.551-553)

 ソロモン王の背信の故に、ついに王国は二つに分裂してしまった。そして、ヤロブアムという人物が、北イスラエル10部族の王となり、南のユダに対抗した。

 唯一の神、一つの信仰によって、祝福と繁栄に満ち溢れた大国となったイスラエルは、外国の神々を取り入れることによって分裂してしまった。それは、ソロモン王をはじめとするイスラエルの人々の心と信仰が分裂したことによる悲劇的な結末であった。私達の心が常に唯一の神に向けられ、私達がいつも唯一の神を愛し、仕えることの大切さを改めて教えられる出来事である。

 しかし、主なる神は決して神の民を見捨てたわけではない。主なる神はヤロブアムにこう約束された。

「だが、わたしはあなたを選ぶ。自分の望みどおりに支配し、イスラエルの王となれ。あなたがわたしの戒めにことごとく聞き従い、わたしの道を歩み、わたしの目にかなう正しいことを行い、わが僕ダビデと同じように掟と戒めを守るなら、わたしはあなたと共におり、ダビデのために家を建てたように、あなたのためにも堅固な家を建て、イスラエルをあなたのものとする。こうしてわたしはダビデの子孫を苦しめる。しかし、いつまでもというわけではない』」(11章37~39節)。

 分裂は、神の民に大きな苦しみをもたらした。しかし、主なる神の御心は、彼らが祝福の道を歩み続けることにあった。そのため、彼らが主なる神の掟と戒めに聞き従うことを願っていた。

 だが、ヤロブアムは主なる神の言葉に信頼するよりも、人間的な恐れと考えによって罪の道を突き進んで行ってしまった。そして、それは今後の北王国イスラエルの悲劇的な末路を決定づける「罪の源」となった。

「ヤロブアムは心に思った。『今、王国は、再びダビデの家のものになりそうだ。この民がいけにえをささげるためにエルサレムの主の神殿に上るなら、この民の心は再び彼らの主君、ユダの王レハブアムに向かい、彼らはわたしを殺して、ユダの王レハブアムのもとに帰ってしまうだろう。』彼はよく考えたうえで、金の子牛を二体造り、人々に言った。『あなたたちはもはやエルサレムに上る必要はない。見よ、イスラエルよ、これがあなたをエジプトから導き上ったあなたの神である。』彼は一体をベテルに、もう一体をダンに置いた。この事は罪の源となった。民はその一体の子牛を礼拝するためダンまで行った」(26~30節)。

 主なる神の願いは、神の民が世界の〈祝福の源〉になることである。その道を信じて、右にも左にもそれることなく、まっすぐに歩み続けたい。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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