聖書日課 イザヤ書37章(新共同訳 旧約pp.1118-1121)
エルサレムは、「アッシリア」軍に取り囲まれて絶体絶命の危機の中にあった。この時、預言者イザヤがエルサレムの「ヒゼキヤ王」に主なる神の言葉を伝えた。
「主がアッシリアの王に向かって告げられた言葉はこうである。おとめである、娘シオンは/お前を辱め、お前を嘲る。娘エルサレムは/お前に背を向け、頭を振る。お前は誰をののしり、侮ったのか/誰に向かって大声をあげ/高慢な目つきをしたのか。イスラエルの聖なる方に向かってではなかったか」(22~23節)。
前章で、アッシリアの王センナケリブが、ユダの人々に向かって、「なぜこんな頼りないものに頼っているのか。…今お前は誰を頼みにしてわたしに刃向かうのか」と嘲りと脅しの問いかけをした(36章4~5節)。しかし、本章では、主が「アッシリアの王」に対して「お前は誰をののしり、侮ったのか/誰に向かって大声をあげ/高慢な目つきをしたのか。イスラエルの聖なる方に向かってではなかったか」と言われている。
昨日信仰とは戦いであると学んだ。しかし、本当に戦うのは主なる神であり、私達はその主なる神にどこまでも信頼し、聞き従っていく時に勝利がある。
ヒゼキヤ王は、この信仰の勝利の原則を知っていた。
「ヒゼキヤ王はこれを聞くと衣を裂き、粗布を身にまとって主の神殿に行った。また彼は宮廷長エルヤキム、書記官シェブナ、および祭司の長老たちに粗布をまとわせ、預言者、アモツの子イザヤのもとに遣わした」(1~2節)。
ヒゼキヤ王は主の御前にひれ伏し、主にのみ依り頼んだ。そして、その時確かに、主は勝利を与えられた。
「主の御使いが現れ、アッシリアの陣営で十八万五千人を撃った。朝早く起きてみると、彼らは皆死体となっていた。アッシリアの王センナケリブは、そこをたって帰って行き、ニネベに落ち着いた。彼が自分の神ニスロクの神殿で礼拝しているときに、二人の息子アドラメレクとサルエツェルが彼を剣にかけて殺した」(36~38節)。
祈り
愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな愛と恵みの中に置いて慈しみ、支え、御前に祈りを与えて下さることを感謝致します。
主よ、暗闇の勢力が私達を攻め、苦しめる時、あなたこそ、私達の避け所、私達の高きやぐら、私達の力です。あなただけが天地の主、栄光の神です。
主よ、あなたとあなたの民を侮辱し、卑しめる様々の悪の言葉とその呪いにあなたの目を留め、あなたの耳を開いて聞いて下さい。そして、あなたご自身が降って来て、あなたに敵対する者の力を打ち砕き、あなたの民をお救い下さい。
長く縛られていた者も、あなたの御力によって解放を与えられます。あなたが悪の呪いを打ち砕かれるからです。
苦しみがやって来る時、それをあなたのところに持っていくことが出来ますよう、お一人お一人を助けて下さい。存在の全てであなたに信頼し、あなたの勝利を拝することが出来るよう、力づけ、導いて下さい。
感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
西原新生バプテスト教会
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