ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 使徒言行録6章

聖書日課 使徒言行録6章(新共同訳 新約pp.223-224)

 教会はますます大きく成長していた。すると、そこに一つの問題が生じた。それは食事の分配についての苦情であった。その背景には、言葉の違いから来る差別意識があったようである(1節)。

 教会は決して完璧な群れではない。罪を赦されたとはいえ、未だ不完全な人間の集まりであり、イエス・キリストの似姿に向けて日々造り変えられていくべき者の群れである。だから、様々な問題が起こったからといって、それで教会でなくなるわけではない。大切なのは、そういう現実をどう受けとめて対処するかである。聖書の教えと信仰によって、現実の問題を乗り越えていくプロセスこそが、教会を教会として成り立たせ、成長させていく

 その点で、最初期の教会の弟子達は賢明だった。教会の問題を全て自分達だけで取り扱うのではなく、「“霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選び」「彼らにその仕事を任せ」た(3節)。そして、自分達は「祈りと御言葉の奉仕に専念することにし」た(4節)。どちらの奉仕も大切であり、役割を分担することで、一致協力して教会を建て上げていくチームとなっていった

 また、その際、沢山献金しているとか、学識があるとか、社会的地位があるということを選定の基準としていないことは注目に値する。彼らは、聖霊に満たされ、御言葉の知恵に満ちた、評判の良い人を選んだ。つまり、信仰と霊的知識と人間関係において誰からも認められ信頼されている人物を選んだ。これは「食事の世話」(2節)という日常生活に関わる仕事であっても、そこに霊的・信仰的なものが求められていたということを意味する。それこそがキリストの体である教会に相応しい対処だった。

 私達は、礼拝と日常生活を別々のものとしていないだろうか。日曜日と平日を別の基準で生きていることはないだろうか。どちらもイエス・キリストと共に生きる信仰の歩みであることを覚え、祈りと御言葉という土台の上に人生を築いていきたい

「だから、あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい」(コリントの信徒への手紙一10章31節)

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町字内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
https://nschrist1972.hatenablog.com/
〈地図〉

www.google.com