Cornelius Van Til, The Defense of Christianity & My Credo, Philipsburg, N.J.: Presbyterian and Reformed, 1971
(松田一男訳『改革派キリスト教弁証論――Van Tilの弁証論』聖恵・神学シリーズ; 8, 竹原: 聖恵授産所出版部, 1978年, p.18)
「聖書の絶対的必要性に関するカルヴァンの論点は、彼の立場をアクイナスの立場から遠くへだたったものにしている。人間が神を知らないということは非難さるべきことであるので、この無知は、キリストの贖いのみわざによるのでなければ取り除くことはできない。キリストの言である聖書のみが、キリストにおける神の贖罪のみわざを伝えている。それゆえに、聖書の鏡によってのみ、一般啓示は、ありのままに見ることができるのである」