ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ヨナ書1章

聖書日課 ヨナ書1章(新共同訳 旧約pp.1445-1446)

 ヨナ書は多くの人に愛されている書の一つである。預言書というよりも、預言者ヨナの物語であり、内容も短くて読み易い。

 とりわけ、ヨナという人物の性格に親しみを覚える人も多いだろう。彼は頑固で、すぐに怒ったり拗ねたりする性格だからである。勿論、それが良いということではない。しかし、生身の人間を感じさせてくれるところに親しみと安心を覚えるのではないか。また、そのような欠点を持つヨナを、忍耐強く導き、諭し続けられる主なる神とのやり取りも、とても興味深い。

「さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ」と主なる神はヨナに言われた(2節)。しかし、「ヨナは主から逃れようとして出発し、タルシシュに向かった」と記されている(3節)。彼は預言者でありながら、主なる神に逆らい、主なる神の導きとは全く正反対の方向に向かって逃げて行った。「タルシシュ」は当時地の果てと言われた町であり、ヨナはわざわざ高い船賃を払って、人々に紛れ込んで主から逃れようとした。

 しかし、どんなに遠い地の果てであろうと、どんなに多くの群衆に紛れ込もうと、主なる神の目が届かない所など、この地上のどこにも存在しない。主なる神は、「大風を海に向かって放たれ」、ヨナの乗った船を難破させようとした(4節)。そこで、人々は「誰のせいで」「この災難がふりかかったのか」「はっきりさせ」るためにくじを引いた。すると、それは「ヨナに当たった」(7節)。そのため、ヨナの罪が露わになり、ヨナは捕えられて海の中に放り込まれてしまった(15節)。

 私達が主なる神の導きから逃げようとする時、主なる神は、様々な災難を起こして、その間違いに気付かせようとされることがある。勿論、全ての災難がそうだということではない。しかし、多くの場合、主なる神はそこで私達に語りかけておられるのではないか。その意味で、私達は祝福の中だけでなく、災いの中でも主なる神に出会うことが出来る。今あなたは祝福の中にあるだろうか、それとも災いの下に置かれているだろうか。いずれにしても、あなたの心に主なる神の御声が響いているのではないか。

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな愛と恵みの中に置き、御前に引き寄せて下さったことを心から感謝致します。

 主よ、私達は自分の思いを最善とし、自分の思いこそ、あなたの御心に違いないと思い込み易い者です。私達の愚かさと罪をお赦し下さい。あなたが救うと決めておられる人を断罪する心をお赦し下さい。

 主よ、「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである」と言われた御子イエス・キリストの言葉を心に留めることが出来るよう(マタイによる福音書7章1節)、支え導いて下さい。

 主よ、救いようのない者を救うあなたの御手は、まず、この私に伸ばされました。救いようのない者は、この私でした。あなたは、このような私を救って下さいました。

 あなたの御前にひれ伏し、あなたの御心に生かされる者として、今日も一日歩むことが出来ますよう、導いて下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

メールアドレス

https://nschrist1972.hatenablog.com/

〈地図〉

www.google.com