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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ダニエル書1章

聖書日課 ダニエル書1章(新共同訳 旧約pp.1379-1380)

 預言者ダニエルは、「ユダの王ヨヤキム」の第3年に「バビロンの王ネブカドネツァル」によって捕囚とされ、バビロンに引かれて行った少年達の1人だった(1節)。彼らについては、次のように記されている。

「さて、ネブカドネツァル王は侍従長アシュペナズに命じて、イスラエル人の王族と貴族の中から、体に難点がなく、容姿が美しく、何事にも才能と知恵があり、知識と理解力に富み、宮廷に仕える能力のある少年を何人か連れて来させ、カルデア人の言葉と文書を学ばせた」(3~4節)。

 この少年達は、家柄も、「容姿」も、体力も、「能力」も優れた、いわゆるエリートだった。

 そして、17節以降を見ると、彼らは皆「知識と才能を神から恵まれ、文書や知恵についてもすべて優れて」いたため(17節)、「王のそばに仕えることになった」と記されている(19節)。

 彼らは元々エリートで、しかも「知識と才能」に恵まれていたのだから、バビロンの王が登用するのも当然ではないか。そのように思う人もいるかも知れない。

 確かに、この少年達は素晴らしい「才能」の持ち主だった。しかし、彼らの本当の素晴らしさは、彼らが示した、主なる神に対するどこまでもまっすぐで真実な信仰にこそあった。

「ダニエルは宮廷の肉類と酒で自分を汚すまいと決心し、自分を汚すようなことはさせないでほしいと侍従長に願い出た」(8節)。

「宮廷の肉類と酒を毎日彼らに与えるように」というバビロン王の好意に対し(5節)、ダニエルはきっぱり「NO!」と答えたのである。それは、宮廷の肉類と酒が偶像に献げられたものであったからと思われるが、信仰と勇気のいる申し出であったことは言うまでもない。そして、そのような信仰と勇気の故に、彼らは、異教の地バビロンにあって、主なる神の恵みと栄光の生涯を歩み続けることが出来た。そのような信仰のあり方を、ダニエル書からしっかり学びたい。

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな愛と恵みの中に慈しみ、握って下さることを感謝致します。

 主よ、ネブカドネツァルの王宮に連れて行かれたダニエル達の心に思いを巡らせます。決して自分の願わないところに連れて来られ、自分の願わないことを学ばされ、偶像礼拝者の王への絶対的恭順を強いられ、彼らは苦しかったに違いありません。

 しかし、その中で、あなたは、彼らの心をお守りになりました。心だけは悪魔に触れさせず、置かれた環境の中で他の誰よりも知恵に満ちた者としてお育てになったのは、主よ、あなたです。

 私達も、あなたを否定するこの世の中にあって、そこでの知識や技術を学び、その一員として役割を果たしていかなければなりません。

 しかし、この心だけは、あなたのものです。どうか、あなたが握っていて下さい。

 そして、この世で力強く生きていく力を注ぎ、また、あなたの知恵を与え、この世をも導いてくことが出来る者となっていくことが出来ますよう、強めて下さい。

 どうか、自分の願わないところで、自分の欲しないことをしなければならないお一人お一人の傍にいて、ダニエルを守り、支え、用いられたように、守り、支え、用いて下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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