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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ダニエル書2章

聖書日課 ダニエル書2章(新共同訳 旧約pp.1380-1383)

 何ということだろう! 大国バビロンの王が、捕囚民の若者の前に「ひれ伏して」(46節)、彼を「バビロン全州を治め」「長官」にするとは(48節)! 一体何が起こったというのだろうか?

 全てのことは、ダニエルがネブカドネツァル王の見た夢を解き明かしたことによるものであった(47節)。それもただの解き明かしではない。王がどんな夢を見たのかも知らされない状況で解き明かしたというのである(5~6節)。一体そのようなことがどうして出来たのだろうか? 聖書はこう記している。

「ダニエルは家に帰り、仲間のハナンヤ、ミシャエル、アザルヤに事情を説明した。そして、他のバビロンの賢者と共に殺されることのないよう、天の神に憐れみを願い、その夢の秘密を求めて祈った。すると、夜の幻によってその秘密がダニエルに明かされた」(17~19節)。

 これがダニエルの知恵の秘密であった。つまり、いかなる状況に置かれても、彼は常に天地を支配する主なる神への信仰に立ち続けていたのである。たとえ自分の身は捕囚であっても、またたとえバビロンの王がどんなに強く恐ろしい存在であっても、ダニエルは常に天の神を恐れ敬い、信頼していた。そして、主なる神も、そのような彼らのまっすぐな信仰に常に喜んで応えて下さった。ここにダニエル書の醍醐味があり、読む者を勇気づけて止まない理由がある。

 しかも、ダニエルは、そのような知恵を誇ることもせず、また高い位に就いてからも、決して傲慢になることもなかった。彼は常に謙虚さを失わなかったのである。それは、ダニエルがバビロンの王に語ったこの言葉の中にも現れている。

「その秘密がわたしに明かされたのは、命あるものすべてにまさる知恵がわたしにあるからではなく、ただ王様にその解釈を申し上げ、王様が心にある思いをよく理解なさるようお助けするためだったのです」(30節)。

 ダニエルとその仲間達が、苛酷な異教の地で幾度も危機を乗り越えて、その地位を確立し、生き長らえることが出来たのは、主なる神への絶対的な信仰と謙虚さを常に保ち続けたことによる祝福であった。

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの温かくて大きな御手の中に握り、御前に引き寄せて下さったことを、心から感謝致します。

 主よ、御子イエス・キリストは、十字架に死んで復活し、武力による人の帝国の礎を打ち砕かれました。愛と真実によるあなたの永遠の国がこの地にやって来たことを感謝します。

 しかし、今なお、軍事力を誇り、それによって支配権を広げようとする国が幅を利かせている現実があります。主よ、それらの中で人の心を高慢にする罪の力、悪魔の力を打ち砕いて下さい。

 あなたの御言葉により、私達の心を治め、愛と真実によって、あなたの平和を宣べ伝えることが出来ますよう、力づけて下さい。

 あなたの御言葉がこの地に満ちる時、人は武器を執らなくなるでしょう。あなたの御思いが全ての人の心に満ちるでしょう。その時が一刻も早く来ることを、心から乞い願います。

 私達一人一人をあなたの平和の道具としてお用い下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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