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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ヨブ記33章

聖書日課 ヨブ記33章(新共同訳 旧約pp.818-819)

「ここにあなたの過ちがある」…主なる神よりも自分の方が正しいと主張するヨブに対し、エリフはその間違いを厳しく指摘した。「神は人間よりも強くいます」…それ故、ヨブのように「神と争おうとする」ことは間違っているというのである。

「ここにあなたの過ちがある、と言おう。神は人間よりも強くいます。なぜ、あなたは神と争おうとするのか。神はそのなさることを/いちいち説明されない」(12~13節)。

 主なる神が偉大な方であることはヨブも認めていた。しかし、自分が受けている苦難について主なる神が何も答えて下さらないことに苛立ち、それは契約違反であると主張した。しかし、エリフは、主なる神は語っておられるというのです。

「神は一つのことによって語られ/また、二つのことによって語られるが/人はそれに気がつかない。人が深い眠りに包まれ、横たわって眠ると/夢の中で、夜の幻の中で/神は人の耳を開き/懲らしめの言葉を封じ込められる。人が行いを改め、誇りを抑え/こうして、その魂が滅亡を免れ/命が死の川を渡らずに済むようにされる」(14~18節)。

 主なる神は、「夢」「幻の中で」、或いは病や苦難を通して語られる。それは、人が自分の過ちに気付き、罪を悔い改めて死を免れるために、主なる神が与えて下さるメッセージであるとエリフは言う。

 このように、ヨブの苦難に対するエリフの理解は、主なる神がそれを通してヨブが知るべき何かを語られているというものであった。この点、エリフの考えは、因果応報の原理によって苦難をヨブの罪に対する罰とする3人の友人達とは確かに違っていた。では、ヨブが知るべきこととは何か。それはヨブの高ぶりであり、主なる神よりも自分を正しいとする傲慢な態度だというのである。

 エリフの考え方には学ぶべき点がある。あらゆることの中に主なる神からのメッセージを聞き取り、学ぼうとするのは、確かに大切なことだからである。しかし、ヨブの苦難の理由がそのためではなかったことは、1章で明らかに記されている。主なる神はヨブを「わたしの僕」と呼んで信頼しておられた(1章8節)。それ故、ここにも人間の知恵の限界が示されている。

「自分自身を知恵ある者と見るな。主を畏れ、悪を避けよ。そうすれば、あなたの筋肉は柔軟になり/あなたの骨は潤されるであろう」(箴言3章7~8節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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