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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌上11章

聖書日課 歴代誌上11章(新共同訳 旧約pp.642-644)

 11章から、いよいよダビデが登場する! それも、サムエル記のように羊飼いの少年ダビデとしてではなく、いきなりイスラエルの王となったダビデが紹介されている。これもまた、歴代誌の執筆目的によるものである。

 神の民イスラエルの国家と礼拝の再興のために記された歴代誌にとって、ダビデは、何と言ってもその中心的存在である。それは、ダビデによってイスラエル王国が確立され、彼の王座は永久に続くと主なる神から約束されていたからである。そればかりではない。ダビデエルサレムイスラエルの首都とし、神の箱をエルサレムに運び入れた。そして、神の箱を収める神殿を建てるために、それこそ全資産を投じて準備を整えた。

 このように、ダビデイスラエルの国家と礼拝の両面において英雄的存在である。それ故、バビロン捕囚から帰還したイスラエルの残りの民が国を再興するにあたっては、ダビデ王の時代が国家再興のモデルとなった。

 しかし、ダビデの事業は、決してダビデ一人で成し遂げられたものではない。ダビデ王の周りには、実に多くの協力者が存在した。本章には、ダビデの統治に協力し」「勇士」の名が大勢記されている。

ダビデは次第に勢力を増し、万軍の主は彼と共におられた。ダビデの勇士の頭は次のとおりである。彼らはダビデの統治に協力し、イスラエルのすべての人々と共に、主がイスラエルに告げられたとおり、ダビデが王となるように尽力した」(9~10節)。

 その中には有名な「三勇士」の物語も出て来る。彼らは、ダビデ王が所望した「井戸の水を飲ませ」るために、「命をかけて」敵陣を突破して水を「持ち帰った」(17~19節)。「たかが水ごときで…」と思う人もいるかも知れないが、彼らがいかにダビデを愛していたかが分かる。

 この忠義に、ダビデも誠実に応えた。ダビデ「この水を飲むことを望まず、注いで主にささげ」た(18節)。そしてこう言った。

「わが神よ、わたしはこのようなことを決してすべきではありません。彼らは命をかけて持ってきてくれたのです。彼らの命のかかった血をわたしが飲むことができましょうか」(19節)。

 全ての栄光は主に! ダビデの行動は、そういうことを意味していたに違いない。そして、王であるダビデが、常にその姿勢を見失うことなく保ち続けたからこそ、万軍の主は彼と共におられ、この国を祝福して大きな繁栄をお与えになった。礼拝の民イスラエル、それは王も勇士も、全ての人々が、主なる神を愛する信仰と喜びに満たされている国である。私達の国にも、そういう祝福と喜びが広がっていったら嬉しい。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
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