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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 エレミヤ書36章

聖書日課 エレミヤ書36章(新共同訳 旧約pp.1245-1247)

「ユダの王」ヨヤキムは、「赤々と燃え」「暖炉の火」の中に、主の御言葉が書かれた「巻物」「切り裂いて」「燃やし」た。

「王は宮殿の冬の家にいた。時は九月で暖炉の火は王の前で赤々と燃えていた。ユディが三、四欄読み終わるごとに、王は巻物をナイフで切り裂いて暖炉の火にくべ、ついに、巻物をすべて燃やしてしまった」(22~23節)。

 読んでいると、まるで映画のワン・シーンを見ているような感じがする。しかし、これは決して作り話ではなく、とても悲しく恐ろしい現実だった。

 かつて主なる神は、神の民イスラエルの王に関してこう命じられた。

「彼が王位についたならば、レビ人である祭司のもとにある原本からこの律法の写しを作り、それを自分の傍らに置き、生きている限り読み返し、神なる主を畏れることを学び、この律法のすべての言葉とこれらの掟を忠実に守らねばならない。そうすれば王は同胞を見下して高ぶることなく、この戒めから右にも左にもそれることなく、王もその子らもイスラエルの中で王位を長く保つことができる」(申命記17章18~20節)。

 イスラエルにおいては、たとえ王であっても、いや民の上に立つ王であるからこそ、自ら律法を繰り返し読み、主なる神を畏れ、律法の「掟を忠実に守」るように命じられていた。つまり、神の民の最終的な権威者は、どこまでも主なる神であるとはっきり示されていた。

 ところが、やがてイスラエルに王が立つと、彼らの多くは忽ち主なる神に逆らい、律法を無視して、好き勝手な道を歩むようになっていった。ここでのヨヤキムの姿は、そのような王達を象徴しているかのようであった。

 しかし、これは決してイスラエルの王だけの問題ではない。私達一人一人も同様に、主なる神の教えを聞いていながら、これを無視し、逆らって、御言葉の書かれた「巻物」「火にくべ」「燃やしてしま」う可能性があるのではないか。そういう意味で、ヨヤキムの姿は私達への警告でもある。

「それゆえ、主はユダの王ヨヤキムについてこう言われる。彼の子孫には、ダビデの王座につく者がなくなる。ヨヤキムの死体は投げ出されて、昼は炎熱に、夜は霜にさらされる。わたしは、王とその子孫と家来たちをその咎のゆえに罰する。彼らとエルサレムの住民およびユダの人々に災いをくだす。この災いは、すべて既に繰り返し告げたものであるが、彼らは聞こうとはしなかった」(30~31節)。

 この主なる神の警告の声に耳を傾けたいと思う。

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな愛の中に置き、御前に生かし、引き寄せて下さったことを心から感謝致します。

 主よ、どんなに人が否定し、焼き捨てても決して滅びることがなく、私達を導き生かすあなたの御言葉をいただいていることを感謝します。

 私達の霊の耳を開き、もっとあなたの御言葉が聞こえますよう、あなたの御言葉が何を語りかけておられるのかを聞き分けることが出来ますよう、助けて下さい。

 あなたの御心に従う確実な道を歩むことが出来ますよう、導いて下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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