聖書日課 イザヤ書25章(新共同訳 旧約pp.1097-1098)
25章に記されている預言には「神の驚くべき御業」という見出しが付けられている。主なる神は「驚くべき計画を成就された」。神の民を圧迫していた者が滅ぼされ、イスラエルに勝利が与えられた。それは「遠い昔からの揺るぎない真実」の御業であった。
「主よ、あなたはわたしの神／わたしはあなたをあがめ／御名に感謝をささげます。あなたは驚くべき計画を成就された／遠い昔からの揺るぎない真実をもって。あなたは都を石塚とし／城壁のある町を瓦礫の山とし／異邦人の館を都から取り去られた。永久に都が建て直されることはないであろう。それゆえ、強い民もあなたを敬い／暴虐な国々の都でも人々はあなたを恐れる。まことに、あなたは弱い者の砦／苦難に遭う貧しい者の砦／豪雨を逃れる避け所／暑さを避ける陰となられる。暴虐な者の勢いは壁をたたく豪雨／乾ききった地の暑さのようだ。あなたは雲の陰が暑さを和らげるように／異邦人の騒ぎを鎮め／暴虐な者たちの歌声を低くされる」(1～5節)。
イスラエルを苦しめていた者は、「異邦人」、「暴虐な国々」と言われている。これは、具体的な人間や国々を指していると共に、主なる神に敵対する全ての存在、とりわけそのような者を背後で動かしている悪魔を指していると言ってもよいだろう。主なる神は、やがて全ての悪を滅ぼし、全ての民と共に「都」エルサレムで「祝宴を開」かれる。
「万軍の主はこの山で祝宴を開き／すべての民に良い肉と古い酒を供される。それは脂肪に富む良い肉とえり抜きの酒。主はこの山で／すべての民の顔を包んでいた布と／すべての国を覆っていた布を滅ぼし／死を永久に滅ぼしてくださる。主なる神は、すべての顔から涙をぬぐい／御自分の民の恥を／地上からぬぐい去ってくださる。これは主が語られたことである」(6～8節)。
「死」の滅び、それこそ主なる神の御業である。それによって主なる神は「すべての顔から涙をぬぐい」、「御自分の民の恥を地上からぬぐい去ってくださる」。それ故、
「その日には、人は言う。見よ、この方こそわたしたちの神。わたしたちは待ち望んでいた。この方がわたしたちを救ってくださる。この方こそわたしたちが待ち望んでいた主。その救いを祝って喜び躍ろう。主の御手はこの山の上にとどまる」(9～10節)。
主なる神を信頼し、「待ち望」む者を、主なる神は決して裏切ることはない。
祈り
愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの恵みの中に置いて、大きく包み、祈りを与え、傍で耳を傾けて下さることを感謝致します。
主よ、あなたに頼る者をどうか握っていて下さい。どんな困難がやって来ても、あなたが握っておられる者を損なうことが出来るものはありません。
この一週間、様々な状況の中で、あなたに対する信頼とあなたの希望を告白しながら毎日を過ごすことが出来るよう、一人一人を支え、導いて下さい。
感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30～12:00
〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
メールアドレス
