聖書日課 箴言29章(新共同訳 旧約pp.1029-1030)
本章では「怒り」について多く教えられている。
「不遜な者らが町に騒動を起こす。知恵ある人々は怒りを静める」(8節)。
「怒りやすい人はいさかいを引き起こし/激しやすい人は多く罪を犯す」(22節)。
「怒り」は「不遜」さから生まれる。そして、高ぶる者、思いあがる者の「怒り」によって「いさかい」や「騒動」が「引き起こ」される。しかし、「知恵ある人々は怒りを静める」と言われている。これは主の御前に謙ることを知っている人々ということである。「怒り」に「怒り」をもって対抗するのではなく、「怒り」には謙りをもって対処することが大切である。だから、こう言われている。
「驕る者は低くされ/心の低い人は誉れを受けるようになる」(23節)。
また、「怒り」は「無知」からも生まれる。
「知恵ある人が無知な者と裁きの座で対すると/無知な者は怒り、嘲笑い、静まることがない」(9節)。
事情もよく調べもせずに、或いは状況もよく考えずに腹を立てるということがある。「怒り」に駆られそうな時ほど、慎重に調べ、じっくり考慮することが大切である。
更に、「怒り」は「愚か」さからも生まれる。
「愚か者は自分の感情をさらけ出す。知恵ある人はそれを制し静める」(11節)。
「愚か者」とは、主なる神を畏れ敬うことを知らない人のことである。一方、「知恵ある人」は、主を恐れ敬うことによって「感情」を「制し静める」ことが出来る。
「怒り」は「いさかいを引き起こし」、「多く」の「罪を犯す」。私達は、「怒り」に駆られることがないよう、もっと「知恵」を身に着ける必要があるのではないか。「知恵」とは、よく知ること、深く考えること、また謙ること、そして主なる神を畏れ敬うことである。
西原新生バプテスト教会
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