聖書日課 箴言12章(新共同訳 旧約pp.1005-1007)
聖書には私達が「口」にする「言葉」に関する教えが沢山記されている。特に箴言には、頻出項目の一つと言ってよいくらい多く出てくる。
「神に逆らう者の言葉は待ち伏せて流血を犯す。正しい人の口は自分を救う」(6節)。
「心配は人をうなだれさせる。親切な言葉は人を喜ばせる」(25節)。
「言葉」は人間関係を築く上で大きな力を発揮する。そればかりではなく、人生を築くためにも、「言葉」は大きな力となるものであると箴言は言う。
しかし、それだけ影響力のあるものであるが故に、一度誤った使い方をすると、とんでもない痛手を被ることにもなる。だから、よくよく注意しなければならない。
「軽率なひと言が剣のように刺すこともある。知恵ある人の舌は癒す」(18節)。
ところが、分かってはいても、実際私達は「言葉」で多くの失敗を犯す。
私達は、常日頃自分の語る「言葉」にどれほど注意を向けているだろうか。或いは、相応しい「言葉」を語るために、私達はどれほど考えたり、学んだり、或いは祈っているだろうか。残念ながら、自分の語る「言葉」に心を向け、手間を惜しまず考え、学び、祈る人は、少ないように思う。
「悪人は唇の罪の罠にかかる。神に従う人は苦難から逃れ出る。口の言葉が結ぶ実によって/人は良いものに飽き足りる。人は手の働きに応じて報いられる」(13~14節)。
この箴言の言葉を、心に深く覚えていたいと思う。私達の人生が、真に良いものに飽き足りるようになるために。
祈り
愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの測り知ることの出来ない慈しみの中、赦されて御前にあることを心から感謝致します。
主よ、どうかこの剣のような舌をお赦し下さい。失敗を繰り返す愚かな者です。どうか自分の舌を制することを学ばせて下さい。人を癒し、人を活かす舌として、これを造りかえて下さいますよう、心からお願い致します。
主よ、これまで私の言葉によって傷ついたお一人お一人を癒して下さい。また、彼らに対して私がしなければならないことを教えて下さい。
主よ、傷つき倒れているお一人お一人を顧み、あなたの癒しを届けて下さいますよう、どうか宜しくお願い致します。
人が人を傷つけることがないよう、寧ろ言葉によって癒すあなたの恵みを私達一人一人が体得することが出来るよう、助けて下さい。
感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00
〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
メールアドレス