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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 詩編120編

聖書日課 詩編120編(新共同訳 旧約p.968)

 本編から134編までの詩には、「都に上る歌」という表題が付けられている。これには幾つかの説があるが、エルサレムで行われる三大祭に、人々が国内外から詣でる時に歌われた詩であると思われる。

「【都に上る歌。】苦難の中から主を呼ぶと/主はわたしに答えてくださった。『主よ、わたしの魂を助け出してください/偽って語る唇から、欺いて語る舌から。』主はお前に何を与え/お前に何を加えられるであろうか/欺いて語る舌よ/勇士の放つ鋭い矢よ/えにしだの炭火を付けた矢よ。わたしは不幸なことだ/メシェクに宿り、ケダルの天幕の傍らに住むとは/平和を憎む者と共に/わたしの魂が久しくそこに住むとは。平和をこそ、わたしは語るのに/彼らはただ、戦いを語る」(1~7節)。

 この第120編は、5節に「メシェク」「ケダル」という外国の地名が出てくることから、外国に寄留している信仰者が、エルサレムに上る途上で歌ったものであろうと思われる。

 イスラエルは、何度も外国からの攻撃を受け、その度に人々は約束の地から連れ去られて、異教の国々に離散して行った。しかし、人々はその地でなお信仰を保ち、三大祭の時には、エルサレムに上って行った。

 ここには、そのような信仰者の苦しみの中での信仰が語られている。

「苦難の中から主を呼ぶと/主はわたしに答えてくださった」

 これは、蔑みと迫害の危険に晒されながら生きなければならなかった詩人の体験に基づく信仰の証しである。人々は、このような証しの詩が歌われるのを聞きながら、「アーメン! その通り! 主は確かに生きておられる!」という確認と応答を交わし合いながらエルサレムへと上って行ったに違いない。

 しかし、それは、今でもキリスト者の集う所どこでも起こっている出来事ではないだろうか。教会とは、「苦難の中から主を呼ぶと/主はわたしに答えてくださった」という信仰の証しと応答が交わされる場だからである。それこそが教会であり、礼拝であり、キリスト者の交わりと言うべき場である。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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