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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 民数記30章

聖書日課 民数記30章(新共同訳 旧約pp.266-267)

 律法は、主なる神に誓ったことは成し遂げるよう命じている。しかし、不用意な誓いは慎むべきである。

「人が主に誓願を立てるか、物断ちの誓いをするならば、その言葉を破ってはならない。すべて、口にしたとおり、実行しなければならない」(3節)。

 信仰によって何かを主なる神に誓う。何かを願って物断ちをする。そのような場合、時には勢い余ってとんでもない誓いをしてしまうこともあれば、見栄を張って不用意な誓いをしてしまうこともある。

 特に30章では、女性が誓願をする場合、「父」「夫」の承諾が必要であることが記されている。これは、一時的な感情の盛り上がりや見栄によって、不要な誓願をすることに対する注意を促すものである。

 自分では信仰の決断だと思っても、客観的な視点も必要である。自分なりの熱意から出たものであっても、周囲への配慮が欠けているかも知れない。

 だからイエス・キリスト「一切誓いを立ててはならない」と言われた(マタイによる福音書6章34節)。当時のユダヤ社会では、行き過ぎた誓いや軽々しい誓いが横行しており、主の御名を却って汚していたからである。

 不用意な誓いは慎まなければならない。その一方で、よく吟味して誓ったのであれば、それを行う必要がある。

 イエス・キリストを信じてバプテスマを受けた時、私達は主なる神に約束した。生涯イエス・キリストを信じ続けると。イエス・キリストと共に死に、イエス・キリストと共に復活の命を生きることを誓ったのである。

 とはいえ、ペトロがそうであったように、私達にはイエス・キリストを知らないと否定してしまう弱さがある。主はそのような私達に赦しを与え、恵みの中に入れて下さっている。

 私達は主の恵みの中で、口で告白したことを最後まで全うすることが出来る。それは主の助けなくしては不可能なことである。

 ここで注目すべきは、私達人間に「すべて、口にしたとおり、実行しなければならない」と命じられる主なる神は、それ以上に、ご自分が誓われたことを最後まで成し遂げられる方だということである。主なる神はご自分が誓われたことを決して覆さない。私達を救うと言われたのだから、必ずそうして下さる。

 主なる神がそのような御方であるが故に、私達にもそうであるよう、今日の御言葉は命じている。聖霊の助けを受けて、そうであるようにと。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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