ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

ショートメッセージ 列王記上1章

ショートメッセージ 列王記上1章
(新共同訳 旧約pp.525-528)

 列王記上1章には、ダビデの晩年に起きた王位継承の混乱が描かれている。「アドニヤ」「思い上がって」自ら王位を奪おうと動き、多くの有力者が彼に従った。しかし、預言者ナタン」「バト・シェバ」は、ソロモンこそダビデ「主にかけて」選んだ後継者であることを王に訴えた。ダビデは主の導きを確信し、ソロモンを正式に王として立てた。これにより陰謀は打ち砕かれ、民は「大いに喜び祝」った。この章は、人間の思惑よりも主なる神の計画が成し遂げられること、真実を守る者たちの勇気が歴史を正しい方向へ導くことを示している。

ショートメッセージ サムエル記下24章

ショートメッセージ サムエル記下24章
(新共同訳 旧約pp.523-524)

 サムエル記下24章は、ダビデイスラエルの戦力を誇るかのように「民の数を調べ」る人口調査を行い、「主の怒り」イスラエルに対して燃え上がった」ことから始まる。良心の「呵責」に苛まれたダビデは自分が「重い罪を犯し」たことを認め、主に憐れみを乞うた。主なる神は三つの罰から「一つを選ぶ」ことを示し、ダビデ「人間の手」ではなく「主の御手にかかって倒れ」ることを選んだ。「疫病」が民を襲う中、ダビデは自分の罪のために民が苦しむことを嘆き、主に執り成しをした。最後に、ダビデ「アラウナ」「麦打ち場」で主に「献げ物」をし、「疫病はやんだ」。この章は、指導者の罪が共同体に影響を与えること、悔い改めと献身が回復の道を開くことを教えている。

ショートメッセージ サムエル記下23章

ショートメッセージ サムエル記下23章
(新共同訳 旧約pp.521-522)

 サムエル記下23章は、ダビデ「最後の言葉」と、彼を支えた「勇士たち」の記録から成る。ダビデは、主なる神の選びと導きによって自分が立てられたこと、正義をもって治める王の使命を語り、主の変わらぬ「契約」への信頼を告白する。また、「勇士たち」の献身的な働きが列挙され、彼らの勇気と忠誠が王国を支えたことが示されている。この章は、主に頼る指導者の姿と、共に働く仲間の力の尊さを教えている。

ショートメッセージ サムエル記下22章

ショートメッセージ サムエル記下22章
(新共同訳 旧約pp.518-520)

 サムエル記下22章は、「主がすべての敵の手から」「救い出された」ことをダビデが賛美する「歌」である。ダビデは主を「岩」「砦」「盾」「救いの角」と呼び、「苦難の中から主を呼び求め」ると主が力強く介入し、敵から救い出して下さったと告白している。主は義を喜び、忠実に歩む者を支え、不正には厳しく応じられる。ダビデは主の導きで力を得て勝利し、その「慈しみ」「とこしえまで」続くことを宣言している。

ショートメッセージ サムエル記下21章

ショートメッセージ サムエル記下21章
(新共同訳 旧約pp.516-518)

 サムエル記下21章は、「ギブオン人を殺害し、血を流した」サウルの過ちによる「飢饉」をきっかけに、罪の清算と契約の重さが強調されている章である。ダビデ「ギブオン人」への不正を正し、国に再び恵みが戻った。また、ペリシテ人との戦いでダビデを助け」た勇士達の活躍が記され、神の民が共同体として支え合う姿が示されている。本章は、過去の罪と向き合い、正義と和解を果たすことの重要性、そして主にある働きが一人ではなく共同体によって成り立つことを教えている。

ショートメッセージ サムエル記下20章

ショートメッセージ サムエル記下20章
(新共同訳 旧約pp.514-516)

 サムエル記下20章では、ベニヤミン人シェバが「我々にはダビデと分け合うものはない」と反乱を起こし、イスラエルを再び分裂へ導こうとしている。ダビデはアマサに軍を召集させるが「定められた期日に戻らなかった」ため、ヨアブが主導権を取り、アマサを殺して軍を掌握した。ヨアブ軍は「ベト・マアカのアベルに逃げ込んだシェバを包囲し、町の「知恵のある女」の仲介により、町全体の破壊を避けてシェバのみを処刑し、反乱を鎮圧した。この章は、内紛の脅威、指導者の遅れが生む混乱、そして知恵ある行動が大きな破滅を防ぐというメッセージを伝えている。

ショートメッセージ サムエル記下19章

ショートメッセージ サムエル記下19章
(新共同訳 旧約pp.511-514)

 サムエル記下19章は、アブサロムの死を嘆き、民の士気を失わせたダビデが、ヨアブの諫めによって王としての責務に立ち返る場面から始まる。ダビデヨルダン川を渡って王位へ復帰し、各部族との和解を進めた。また、「ゲラの子シムイ」「サウルの孫メフィボシェト」「ギレアド人バルジライ」との対話を通して、恩義と正義の間で慎重に判断する姿が描かれている。本章は、悲しみと責任、赦しと回復の力を示す章である。

ショートメッセージ サムエル記下18章

ショートメッセージ サムエル記下18章
(新共同訳 旧約pp.509-511)

 サムエル記下18章では、ダビデ王の命令によるアブサロム討伐が描かれている。戦いではイスラエル軍が勝利するが、ダビデの息子アブサロムが戦場で木に引っかかり」死亡した。彼の死は父ダビデに深い悲しみをもたらした。この章は、権力や勝利の中にあっても、人間の愛や悲しみは避けられないことを示している。また、親子関係や責任、命の尊さを考えさせられる場面であり、勝利と喪失が同時に存在する現実を教えている。

ショートメッセージ サムエル記下17章

ショートメッセージ サムエル記下17章
(新共同訳 旧約pp.507-509)

 サムエル記下17章では、アブサロムの側近たちの助言を通して、主なる神の主権と人間の策略の対比が描かれている。まずアヒトフェル」は、即座にダビデを攻めて混乱のうちに討ち取るよう進言するが、「フシャイ」は巧みに時間を稼ぐ別の策を提案し、アブサロムはそれを採用した。これは主がダビデを救うためにアヒトフェルの優れた提案」を打ち砕かれた結果であった。フシャイはすぐに祭司たちを通じてダビデに危険を知らせ、ダビデは無事にヨルダン川を渡った。この章は、人の知恵や権謀がどれほど優れて見えても、最終的には主なる神のご計画が成し遂げられることを強調している。主なる神への信頼こそが救いの鍵である。

ショートメッセージ サムエル記下16章

ショートメッセージ サムエル記下16章
(新共同訳 旧約pp.505-507)

 サムエル記下16章では、ダビデがアブサロムから逃れる途上で、様々な人々と出会う場面が描かれている。「メフィボシェトの従者ツィバ」は主君を中傷してダビデの好意を得ようとし、「サウル家の一族」「シムイ」は呪いの言葉を浴びせて王を侮辱するが、ダビデはそれを受け入れ、主の御心に委ねた。一方、エルサレムではアヒトフェル」がアブサロムに助言して、父王を辱める行為を勧め、反乱の構図が明確になった。この章は、逆境の中での謙遜と信仰、そして人の策略や裏切りの中でも主なる神の計画が進むことを示している。苦難の時にこそ、主への信頼と忍耐が試されることを教えている章である。