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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 エゼキエル書36章

聖書日課 エゼキエル書36章(新共同訳 旧約pp.1353-1354)

 本章は、イスラエルの復興の預言である。

「主なる神はこう言われる。わたしがお前たちをすべての罪から清める日に、わたしは町々に人を住まわせ、廃虚を建て直す。荒れ果てた地、そこを通るすべての人に荒れ地と見えていた土地が耕されるようになる」(33~34節)。

 イスラエルは、度重なる罪のために主なる神の裁きを受け、バビロンによって滅ぼされた。都も神殿も完全に破壊され、風前の灯となったイスラエルの姿を見て、諸国の民は嘲笑い、罵詈雑言を浴びせかけた。その惨めな姿を見て、一体誰が、彼らの復興を信じることなど出来ただろうか。

 しかし、主なる神はイスラエルの人々に言われた。

「しかし、お前たちイスラエルの山々よ、お前たちは枝を出し、わが民イスラエルのために実を結ぶ。彼らが戻って来るのは間近である」(8節)。

 イスラエルの民にとっての唯一の希望、それは主なる神の御言葉だった。どんなに状況は暗くとも、主なる神の御言葉が語られる時、そこに希望が湧き上がる。御言葉が語られる時、暗さは暗さでなくなるからである。そして、その御言葉の通り、やがて彼らは約束の地に帰還し、荒れ果てた地を復興して、豊かな作物を実らせるようになった。

 しかし、彼らの復興は、単に外面的なことにあったのではない。真の復興は、彼らの内側、彼らの「心」の中にこそ起こった!

「わたしはお前たちに新しい心を与え、お前たちの中に新しい霊を置く。わたしはお前たちの体から石の心を取り除き、肉の心を与える。また、わたしの霊をお前たちの中に置き、わたしの掟に従って歩ませ、わたしの裁きを守り行わせる」(26~27節)。

「新しい心」「肉の心」とは、主なる神の御言葉を受け入れ従う従順な心のことである。それまで「石」のように頑なだった心が「取り除」けられて、柔らかな「肉の心」「与え」られる。それは主なる神の御業であり、主なる神の約束である。そして、それこそが神の民の復興の本質である。その時、主なる神は言われた。

「お前たちは、わたしが先祖に与えた地に住むようになる。お前たちはわたしの民となりわたしはお前たちの神となる」(28節)。

 主なる神との心と心の結び付き、それこそが神の民であることの本質である。

祈り
 天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの温かい御手に導かれ、御前に引き出されたこと、祈りを与えて下さることを心から感謝致します。

 主よ、罪の中で暗闇を愛し、あなたを否定して倒れ、絶望し、廃墟のようになっていた私を、あなたは握り、建て直して下さいました。主よ、今も行われるあなたの再建の業、永遠の愛の業をほめたたえ、心から感謝致します。

 主よ、今も倒れて立ち上がれずにいる方、廃墟のような生活と心の中で絶望している方がおられます。主よ、あなたの目をお一人お一人に注ぎ、その生活と心にあなたの命を注ぎ、建て直して下さい。お一人お一人にあなたにある新しい心、新しい実存を与え、あなたを喜び歌うことが出来るよう、満たし、導いて下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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