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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 イザヤ書61章

聖書日課 イザヤ書61章(新共同訳 旧約pp.1162-1163)

 主イエス・キリストは、その福音宣教の初めに、イザヤの預言の言葉を引用し、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と言われた(ルカによる福音書4章21節)。

「主はわたしに油を注ぎ/主なる神の霊がわたしをとらえた。わたしを遣わして/貧しい人に良い知らせを伝えさせるために。打ち砕かれた心を包み/捕らわれ人には自由を/つながれている人には解放を告知させるために」(1節)。

 つまり、この言葉は、やがて主の僕として来られるイエス・キリストとその働きを預言したものである。

 ヨハネによってバプテスマを受けられた時、聖霊が鳩のように天から降り、主イエス・キリストの上に留まった。その時、天から父なる神の御声が聞こえた。「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」(マタイによる福音書3章16~17節)。

 そして、この時から、イエス・キリストは福音を宣べ伝え始めた。「福音を宣べ伝える」と訳されている「ユーアンゲリオン」というギリシア語は、戦いの前線での勝利を伝える時に使われていた。

 その通り、イエス・キリストはこの世界を支配する悪魔に打ち勝たれた。そして、イエス・キリストの福音が伝えられる所では、どこでも、人々は悪霊から解放され、病に侵された人々は皆癒されていった。イエス・キリストが言われた通り、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」のである!

 しかし、これは、イエス・キリストがこの地上におられた時だけのことを言っているのはない。復活されたイエス・キリストが天に昇られた後、五旬祭の日にエルサレムで父なる神の約束を待ち望んで祈っていた弟子達の上に聖霊が降った。その時から、主イエス・キリストの働きは、主の弟子達と教会によって引き継がれた。

 使徒言行録の記録を読むと、そのことがよく分かる。聖霊によって力を受けた弟子達は、大胆に福音を宣べ伝え、悔い改めを説き、病を癒し、悪霊を追い出す働きをしていった。こうして、福音は全世界に宣べ伝えられていった。

 そして今、その働きは、主イエス・キリストを信じる私達に引き継がれている。私達が聖霊に満たされて歩む時、イエス・キリストによって実現した力ある働きが、私達を通してなされていく。そういう意味で、このイザヤの預言は、イエス・キリストと共に生きる者とされた私達に向かって語られたものでもある。

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな愛と恵みの中に置いて、御前に引き出して下さったことを感謝致します。

 主よ、あなたは私が貧しく、心痛んでいた時、あなたの全てを注いで私を生かし、あなたの喜びと賛美で満たして下さいました。私は、あなたによって新たに造りかえられました。

 今、私は貧しく低められた者、心痛んだ者でしょうか。それとも高慢によって膨れ上がり、自分の貧しさ、惨めさから目を背けてしまっているでしょうか。

 心の中にある多くの汚れ、高慢から私を救い出して下さい。真に富む者となるために、火で精練された純粋な尊い心を与えられ、あなたとあなたの子供達に仕えることが出来るよう、清めて下さい。あなたが歩まれた謙遜の道を私も共に歩くことが出来ますよう、その意味を深く教えて下さい。

 この社会の中で苦労し、心痛む方のところに、あなたの恵みの福音を届けて下さい。お一人お一人を癒して下さい。また、そのためにこの小さな者をお使いいただけるなら幸いに思います。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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