ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 雅歌8章

聖書日課 雅歌8章(新共同訳 旧約pp.1057-1059)

 最終章である本章には、「歌の中の歌」と呼ばれた雅歌の真骨頂とも言うべき言葉が記されている。

 恋するおとめは若者に言った。

「りんごの木の下で/わたしはあなたを呼びさましましょう。あなたの母もここであなたをみごもりました。あなたを産んだ方も/ここであなたをみごもりました」(5節)。

 先にエルサレムのおとめたちよ、誓ってください/愛がそれを望むまでは/愛を呼びさまさないと」と歌ったおとめは(4節)、遂に自ら若者の愛を「呼びさま」そうと決心するようになった。

「わたしを刻みつけてください/あなたの心に、印章として/あなたの腕に、印章として」(6節)。

 古代バビロニアでは、自分の実印をひもに付けて首から胸の辺りにかける習慣があったようであるが(創世記38章18節)、ここでおとめは、自分を若者の「心」「腕」「刻みつけて」、肌身離さずにいて欲しいと願っている。激しく深い「愛」の芽生えである。

 そして、雅歌はそのような「愛」をこう歌っている。

「愛は死のように強く/熱情は陰府のように酷い。火花を散らして燃える炎。大水も愛を消すことはできない/洪水もそれを押し流すことはできない」(6~7節)。

「愛」の力強さと激しさを、これほどまでに突き詰めて表現した言葉を私は他に知らない。勿論、これはあくまでも人間の愛の表現である。しかし、その愛にもこれほどに激しい強さがあるのだとすれば、まして、十字架の上に現された主なる神の愛の強さと大きさは、私達の想像を遥かに越えている。

 そのような愛に包まれ生かされる喜びに溢れる時、私達も激しいほどの愛をもって主なる神を愛する者とされていくのではないか。信仰に生きるとはそういうことである。

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの憐れみの中、赦されて御前にあることを心から感謝致します。

 主よ、私達はあなたの愛について考える時、いつも自分を見てしまいます。自分を見て、あなたに愛される価値があるか、あなたに愛される理由があるか考え、あなたを見上げることも、祈ることも出来なくなってしまいます。

 しかし、主よ、あなたの愛は完全な愛です。あなたの愛は私達の中に理由をお求めにならない愛です。ただ、愛するから愛し、慈しむから慈しんで下さる愛です。だから、このような私も御前に引き寄せていただきました。

 どうか、いつも自分に目を向けるのではなく、あなたに目を向けることが出来るよう、そして、あなたの愛は完全な愛であるということを深く知ることが出来るよう助けて下さい。

 今日もあなたの子供達を支え、お一人お一人をあなたの完全な愛で満たし、生かして下さい。自分自身を尊ぶことが出来ず、自分の価値に自信を持てずにいる方がおられるなら、あなたの一方的な愛で包んで平安と勇気をお与え下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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