聖書日課 詩編119編97~104節(新共同訳 旧約p.964)
これまで見てきたように、第119編は、主なる神とその戒めに対する愛と信頼に満ち溢れた詩である。しかし、その中でも、この段落は格別である。それは、冒頭に「わたしはあなたの律法を/どれほど愛していることでしょう」と記されているだけでなく、主なる神の「戒め」への愛と信頼が詩的な美しい表現で色々に告白されているからである。
「(メム)わたしはあなたの律法を/どれほど愛していることでしょう。わたしは絶え間なくそれに心を砕いています。あなたの戒めは/わたしを敵よりも知恵ある者とします。それはとこしえにわたしのものです。わたしはあらゆる師にまさって目覚めた者です。あなたの定めに心を砕いているからです。長老たちにまさる英知を得させてください。わたしはあなたの命令を守ります。どのような悪の道にも足を踏み入れません。御言葉を守らせてください。あなたの裁きから離れません。あなたがわたしを教えてくださるからです。あなたの仰せを味わえば/わたしの口に蜜よりも甘いことでしょう。あなたの命令から英知を得たわたしは/どのような偽りの道をも憎みます」(97~104節)。
「わたしは絶え間なくそれに心を砕いています」。
これは、絶えず主の御言葉を心に覚え、黙想するということである。
「あなたの戒めは/わたしを敵よりも知恵ある者とします」。
これは主の教えに対する深い信頼の告白である。
「あなたの裁きから離れません」。
「どのような悪の道にも足を踏み入れません。御言葉を守らせてください」。
これらもまた、主の「御言葉」への愛と信頼の告白である。そして、
「あなたの仰せを味わえば/わたしの口に蜜よりも甘いことでしょう」。
これはもう極めつけと言えるかも知れない。主の御言葉が「蜜よりも甘い」と思えるほどに好ましく、慕わしいものとなる。これは食物というより、恋愛と言った方がピッタリ来るほど熱烈な表現である。このような熱い思いを、主なる神とその御言葉に向け続けることが出来たらどんなに素晴らしいことだろう! あなたの思いはどうだろうか。
西原新生バプテスト教会
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