聖書日課 コロサイの信徒への手紙4章(新共同訳 新約pp.372-373)
言葉は、心の中にあるものを表すものである。私達の心が不満や怒りに満たされていたら、口から出て来る言葉も刺々しくなり、人に対する批判や人の心を刺すような言葉となったりする。
「いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい。そうすれば、一人一人にどう答えるべきかが分かるでしょう」(6節)。
ここで「快い」と訳されているギリシア語は、「恵みの中にある」という意味である。「快い言葉で語りなさい」とは、私達の言葉を恵みの中にあるようにすること、主なる神の恵みの言葉が私達の口から出るようにすることである。
そのためには、私達の心がいつも主なる神の恵みによって満たされていることが必要である。
ヨハネは、御子イエス・キリストについて「恵みと真理とに満ちていた」(ヨハネによる福音書1章14節)と証言している。
イエス・キリストは私達一人一人に恵みの言葉をかけて下さっている。その言葉を聞く時、私達は癒され、励まされ、生かされる。
イエス・キリストの恵みに満たされる時、私達はイエス・キリストの御心を知ることが出来る。私が話している相手を、イエス・キリストがどんなに愛しておられるか、恵みの中に招こうとしておられるかを知るようになる。
その時、私達の口から刺が取り去られ、恵みの言葉を語ることが出来るようになる。この口を聖めていただきたいと心から願う。
西原新生バプテスト教会
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