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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ヨエル書1章

聖書日課 ヨエル書1章(新共同訳 旧約pp.1421-1422)

 ヨエル書は、「いなご」による災害を預言した書として知られている(4節)。しかも、その被害は尋常では考えられないほど大きなものであった。

「一つの民がわたしの国に攻め上って来た。強大で数知れない民が。その歯は雄獅子の歯、牙は雌獅子の牙。わたしのぶどうの木を荒らし/わたしのいちじくの木を引き裂き/皮を引きはがし、枝を白くして投げ捨てた。泣き悲しめ/いいなずけに死なれて/粗布をまとうおとめのように。献げ物の穀物とぶどう酒は主の宮から断たれ/主に仕える祭司は嘆く。畑は略奪され、地は嘆く。穀物は略奪され/ぶどうの実は枯れ尽くし/オリーブの木は衰えてしまった。農夫は恥じ、ぶどう作りは泣き叫ぶ。小麦と大麦、畑の実りは失われた。ぶどうの木は枯れ尽くし、いちじくの木は衰え/ざくろも、なつめやしも、りんごも/野の木はすべて実をつけることなく/人々の楽しみは枯れ尽くした」(6~12節)。

 何という災害、何という困窮だろう。この事態を一体どのように乗り越えていけばよいのか。その時、ヨエルは全ての国民に次のように呼びかけた。

「断食を布告し、聖会を召集し/長老をはじめこの国の民をすべて/あなたたちの神、主の神殿に集め/主に向かって嘆きの叫びをあげよ」(14節)。

 この恐ろしいほどの災害の中で、ヨエルは、主なる神に向かって「嘆きの叫びをあげ」るよう勧めた。不安、恐怖、怒り、疑心暗鬼といった思いで一杯になった時、私達はそれをどこに向ければよいだろうか。人だろうか、社会だろうか、それとも運命だろうか。そうではない。天地の造り主なる神であるとヨエルは教えた。

「祈りや信仰なんて何の役にも立たない」と言う人がいる。しかし、本当にそうだろうか。物や環境の復興と共に大切なことは、信仰の回復である。或る意味で、このような災害からの真の復興は、主なる神への立ち帰りにあると言える。「この国の民をすべて、あなたたちの神、主の神殿に集め、主に向かって嘆きの叫びをあげよ」。これは私達とこの国に対する呼びかけでもある。

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな愛と慈しみの中に私達を握り、御前に引き寄せて下さったことを心から感謝致します。

 主よ、あなたは罪の中に苦しんでいるあなたの民を、罪の中から呼び出されます。そのようにして、あなたは私を罪の泥沼の中から救い出して下さいました。

 今日も御前に罪を悔い改め、あなたの日が近いことを心に覚え、御前に畏れ慄きながら、また、全く新たにされる希望に満たされながら、あなたと共に生きることが出来るよう、導いて下さい。

 いつまでも同じように時が流れると思いながら、罪に留まり続ける方に、あなたの愛と救い、義と聖を伝えることが出来るよう、聖霊を注ぎ、清め、力づけ、お用い下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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