聖書日課 詩編119編129~136節(新共同訳 旧約pp.965-966)
この段落では、まず主の「御言葉」への賛辞と「渇望」が語られている。
「(ペー)あなたの定めは驚くべきものです。わたしの魂はそれを守ります。御言葉が開かれると光が射し出で/無知な者にも理解を与えます。わたしは口を大きく開き、渇望しています。あなたの戒めを慕い求めます」(129~131節)。
「あなたの定めは驚くべきものです」と詩人は言う。何故なら、主の御言葉は、「無知な者」、弁えのない者に「光」を照らして、「理解を与え」るものだからである。それは詩人の実体験に基づく確信であったに違いない。
それ故、詩人は、たとえどのような「悪」があろうと、或いは「虐げる者」が押し迫ろうと、「口を大きく開」いて御言葉を「渇望し」、主の「戒めを慕い求め」、「あなたの掟を教えてください」と祈り求めた。
「御顔をわたしに向け、憐れんでください/御名を愛する者への裁きに従って。仰せのとおり/わたしの足どりを確かなものにしてください。どのような悪もわたしを支配しませんように。虐げる者からわたしを解き放ってください。わたしはあなたの命令を守ります。御顔の光をあなたの僕の上に輝かせてください。あなたの掟を教えてください」(132~135節)。
詩人は「御顔の光をあなたの僕の上に輝かせてください」と願っている。即ち、詩人が切に願い求めたものは、主なる神の臨在そのものだった。
更に、詩人の思いは自分自身のことに留まらず、人々に対する思いへと広がっていった。
「わたしの目は川のように涙を流しています。人々があなたの律法を守らないからです」(136節)。
主の「律法を守らない」人々のために、詩人は「涙を流して」執り成す者となった。
西原新生バプテスト教会
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