聖書日課 詩編119編25~32節(新共同訳 旧約p.960)
25~32節は、罪の告白と悔い改めの詩である。「偽りの道」に陥った詩人の「魂は悲しんで涙を流し」、「塵」の中に「着いてい」た。
「(ダレト)わたしの魂は塵に着いています。御言葉によって、命を得させてください。わたしの道を申し述べます。わたしに答え、あなたの掟を教えてください。あなたの命令に従う道を見分けさせてください。わたしは驚くべき御業を歌います。わたしの魂は悲しんで涙を流しています。御言葉のとおり、わたしを立ち直らせてください。偽りの道をわたしから遠ざけ/憐れんで、あなたの律法をお与えください。信仰の道をわたしは選び取りました/あなたの裁きにかなうものとなりますように。主よ、あなたの定めにすがりつきます。わたしを恥に落とさないでください」(25~31節)。
悲しい現実だが、主なる神を信じる者も、道に迷い、罪の暗闇の中に陥ることがある。しかも、その信仰の故に、却って苦しみが大きく、深いものとなることが多い。
しかし、主なる神は、そのような信仰者の苦しみや悲しみの全てをご存知であり、その苦しみと悲しみの中で、私達と共にいて下さる。何故そう言えるのか? 主なる神は、私達の罪の全てを背負われ、十字架の上にご自分の命を献げて下さった方だからである。これ以上に確かな保証があるだろうか。
たとえ罪に陥っても、この詩人はなお、主の赦しと導きを求めて御前にひれ伏し祈った。そして、主の「定めにすがりつ」いた。こうして詩人は「信仰の道」を「選び取」った。その時、主なる神は、詩人の心を苦しみから解放して下さった。
「あなたによって心は広くされ/わたしは戒めに従う道を走ります」(32節)。
西原新生バプテスト教会
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