「えっ? これでおしまい?」と思わず言ってしまいそうなほど短い詩、それが第117編である。勿論、詩編の中で最も短い詩であるが、或る注解者は、この第117編について「ここに人生の結論がある」と言っている。
「主を賛美するために民は創造された」と言われているように(詩編102編19節)、主を賛美することは私達の生きる目的であり、私達の人生は、そのためにこそある。つまり、私達は、主の栄光を現すために存在している。
では、その賛美の理由はどこにあるのだろうか。この詩の作者はこう述べている。
「主の慈しみとまことはとこしえに/わたしたちを超えて力強い。ハレルヤ」(2節)。
「主の慈しみとまことはとこしえに」続く。気分や状況でコロコロ変化してしまうものではなく、決して変わることがなく、決して無くなることもない。だからいつでも安心して信頼出来る。
また、「主の慈しみとまこと」は、「わたしたちを超えて力強い」ものである。それは、私達の考えや思いのレベルに閉じ込められてしまうようなものではなく、常に「わたしたちを超えて力強い」。
そのような「主の慈しみとまこと」を日々体験しつつ歩む人生、それが信仰の人生である。そうであるとすれば、キリスト者は皆、主を賛美しないでいられるだろうか。「主をほめたたえ」ずにいられるだろうか。
「すべての国よ、主を賛美せよ。すべての民よ、主をほめたたえよ」(1節)。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00
〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
メールアドレス