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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 詩編9編

聖書日課 詩編9編(新共同訳 旧約pp.840-841)

 第9編には「アルファベットによる詩」という説明書きが記されている。詩中の段落冒頭の文字が、ヘブライ語のアルファベット順に並んでいる。詩編には他にも何編かの「アルファベットによる詩」が登場する。日本語で言えば、〈いろは歌〉のようなものである。

 ただ、この9編は少し特殊で、次の10編と一続きで1つのアルファベット詩になっている。それ故、9編と10編は元々1つの詩であるという説もある。

 このように、詩編には色々な技法が凝らされているものもある。その意味では、原語で読むことが出来たら、より一層味わい深いものとなるに違いない。

 第9編の内容は、「神に逆らう者、神を忘れる者/異邦の民」を裁かれる(18節)、裁き主としての主をほめたたえる詩である。

「あなたは御座に就き、正しく裁き/わたしの訴えを取り上げて裁いてくださる。異邦の民を叱咤し、逆らう者を滅ぼし/その名を世々限りなく消し去られる」(5~6節)。

 これは一種の信仰告白である。この詩編の作者は、主なる神が自分の「訴えを取り上げて」「異邦の民」「逆らう者」を正しく「裁いてくださる」方であることを信じている。こういう告白をする背景には、悪者によって、正しい者や弱い者が虐げられるような状況があったに違いない。

 しかし、作者は、そのような悪が蔓延る状況の中で、腐らず、諦めず、投げやりにならず、主なる神に信頼し、最終的には必ず主なる神が正しい裁きをして下さるという信仰に立ち続けた。ここに、信仰によって生きる者の姿がある。目の前の状況や人間に振り回されることのない、地に足の着いた信仰者の姿である。

「主は裁きのために御座を固く据え/とこしえに御座に着いておられる。御自ら世界を正しく治め/国々の民を公平に裁かれる。虐げられている人に/主が砦の塔となってくださるように/苦難の時の砦の塔となってくださるように。主よ、御名を知る人はあなたに依り頼む。あなたを尋ね求める人は見捨てられることがない」(8~11節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
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