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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ネヘミヤ記6章

聖書日課 ネヘミヤ記6章(新共同訳 旧約pp.745-747)

 ネヘミヤ記6章は、新共同訳では〈敵の脅迫〉という見出しが付けられている。しかし、この箇所に記されている内容は、〈敵の罠〉とした方がぴったりくるように思われる。ネヘミヤの陣頭指揮によって、エルサレムの城壁がもうじき完成しようとしていることを聞いた敵対者が、ネヘミヤに巧妙な罠を仕掛けてきたからである。

 最初の罠は、ネヘミヤに悪い「うわさ」が立っているので、その件について話し合おうと、彼を「オノの谷にあるケフィリム」という所に呼び出そうとしたことである(6~7節)。彼らは、いかにも親身な話し合いを装ってネヘミヤを誘い出し、彼に「危害を加えようとたくらんだ」。しかしネヘミヤは彼らの目論見を察知して、工事を理由にきっぱりと断った。

「サンバラト、トビヤ、アラブ人ゲシェム、その他わたしたちの敵は、わたしが城壁を再建し、崩れた所が一つとして残らず、あとは城門に扉を付けるだけだということを耳にした。サンバラトとゲシェムはわたしのもとに使者をよこして、『オノの谷にあるケフィリムで会おう』と言った。彼らはわたしに危害を加えようとたくらんだのであった。そこでわたしは使者を送って言わせた。『わたしは大きな工事をしているので、行けません。中断して出かけたのでは、どうして工事が終わるでしょうか。』彼らは同じことを四度も言ってきたが、わたしも同じように返事を繰り返した」(1~4節)。

 ところが、敵はその後も執拗に誘いかけてきた。次の罠は、信仰深いネヘミヤに「恐怖心」を与え、その信仰心を逆手にとって彼に「罪を犯」させようとする、実に卑劣なものだった(13節)。敵対者は、「シェマヤ」という人物を「買収し」て、ネヘミヤにこう言わせた(12節)。

「神殿で会おう、聖所の中で。聖所の扉を閉じよう。あなたを殺しに来る者がある。夜、あなたを殺しにやって来る」(10節)。

 ネヘミヤは、この時もきっぱりと断った。律法は、祭司以外の人間が「聖所に入」ることを禁じていたからである(11節)。

 また、敵の一人トビヤは、「ユダの貴族」「頻繁に」「手紙」のやり取りをし、彼らを仲間に引き込んだ。そして、彼らにネヘミヤの前では「トビヤへの賛辞を述べ」させ、裏では彼らにネヘミヤの「言葉を密告」させていた。こうなると、もう誰が味方で、誰が敵かさっぱり見当がつかない状況だったかも知れない。

 大切なことは、人に目を留めるのではなく、主なる神に目を留めることである。人々の意見や評判に振り回されることなく、どこまでも御言葉の導きと教えの上に立ち続けることである。どのような状況でも、これが最善の道である。その点で、ネヘミヤの行動は、まさに最も安全で確かな道だった。

祈り

 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日も変わらぬあなたの恵みの中に置いて下さること、御前に引き出して下さったことを心から感謝致します。

 主よ、様々な困難に直面している時、私達が孤独を感じます。そのような中で、ネヘミヤを支え、励まし、力を与えられたあなたご自身が私達一人一人を支えて下さい。

 あなたが私達一人一人に与えておられる働きがあります。しかし、それを完成するのはあなたです。どうか、困難の中で私達があなたに向かってあげる叫び声、言葉にならない呻き声にあなたの耳を傾け、あなたの目を注ぎ、これを完成して下さい。私達一人一人にあなたの平安と知恵、力をお与え下さいますよう、心からお願い致します。

 主よ、病んでいる者、傷ついている者にあなたの御手を伸ばし、弱っているところに触れて下さい。癒して下さい。あなたの子供達をあなたご自身の命によって生かし、輝かせて下さい。

 心から感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

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