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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 サムエル記上10章

聖書日課 サムエル記上10章(新共同訳 旧約pp.439-441)

 イスラエルにサウル王が誕生した。「神の霊が彼に激しく降り」、サウルは「預言する状態になった」(10節)。それは、「神があなたと共におられる」というしるしであり、「これらのしるしがあなたに降ったら、しようと思うことは何でもしなさい」と主なる神はサウルに言った(7節)。若者サウルは、この時から別人のようになった。

 しかし、このような目に見えるしるしとは裏腹に、サムエルが人々に伝えた言葉は厳しいものであった。

「サムエルはミツパで主のもとに民を呼び集めた。彼はイスラエルの人々に告げた。『イスラエルの神、主は仰せになる。『イスラエルをエジプトから導き上ったのはわたしだ。わたしがあなたたちをエジプトの手から救い出し、あなたたちを圧迫するすべての王国からも救い出した』と。しかし、あなたたちは今日、あらゆる災難や苦難からあなたたちを救われたあなたたちの神を退け、『我らの上に王を立ててください』と主に願っている。よろしい、部族ごと、氏族ごとに主の御前に出なさい』」(17~19節)。

 この時、イスラエルの人々の何かがズレていた。主なる神は、人々の求めに応えてサウルを選んで主の霊を注ぎ、イスラエルの王として下さった。それは主なる神の憐れみであったに違いない。しかし、人々が王を求めたのは、主なる神よりも目に見える人間の王に拠り頼む心があったからである。そこに根本的なズレがあることに、人々は全く気付いていなかった。

 自分たちの願いが叶い、自分たちの求めた王が立てられた時、人々は「喜び叫んで言った」「王様万歳」(24節)。人々は、彼らの願いに応えて王をお与え下さった主なる神をほめたたえるのではなく、人間の王をほめたたえたのである。ここにも大きなズレがあった。

 そして、このズレは、やがてサウル王の中にも生じることになった。彼は、主なる神に信頼して従うことよりも、自分の考えと判断を優先させ、自分の分を超えて、主なる神への不従順と不信仰の罪に陥ってしまった。

 主なる神とのズレは危険である。御言葉によって、祈りによって、主イエス・キリストとしっかり結ばれていたいと思う。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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