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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 サムエル記上11章

聖書日課 サムエル記上11章(新共同訳 旧約pp.443-444)

 サウルはイスラエルの王となった。しかし、彼の生活は、以前と変わらず、農夫のままであった(5節)。また、サウルを王として認めたくない「ならず者」も存在していたようで(10章27節)、彼は、公私共に王としての実力を発揮するには至っていなかった。

 しかし、そのようなサウル王に真価が問われる機会が訪れた。

 それは、「ギレアドのヤベシュ」の住民がサウルに助けを求めてきたことによって引き起こされた。ヤベシュの人々は、「アンモン人」に包囲され、無理難題を押し付けられて、彼らの奴隷となるように脅しをかけられたのである(1~2節)。

 この時、ヤベシュの使者の報告を聞いていたサウルに、「神の霊」「激しく降った」。すると、サウルは「怒りに燃え」「引き裂」いた「牛」「使者に持たせて」イスラエル全土」「出陣」の招集をかけた。

「それを聞くうちに神の霊がサウルに激しく降った。彼は怒りに燃えて、一軛の牛を捕らえ、それを切り裂き、使者に持たせて、イスラエル全土に送り、次のように言わせた。『サウルとサムエルの後について出陣しない者があれば、その者の牛はこのようにされる。』民は主への恐れにかられ、一丸となって出陣した」(6~7節)。

 サウルの言葉に「民は主への恐れにかられ、一丸となって出陣した」。その数、何と33万(8節)! まさに、神の民が一つとなった瞬間だった。そして、彼らは瞬く間にアンモン人を打ち破った(11節)。

 こうして、全イスラエルは、「ギルガル」で、サウル王の即位式を行い、「大いに喜び祝った」(15節)。サウルは、この時、名実共にイスラエルの王として人々に認められるようになった。

 しかし、それは決してサウル自身の実力ではなく、サウルを選び、サウルに霊を注がれた主なる神の力によるものであったことを忘れてはならない。人は、どうしても目に見えるものに囚われてしまう。サウルの上に「激しく降った」「神の霊」の臨在と力を見ずに、サウルという〈器〉を見て、その〈器〉をほめたたえてしまう。それがイスラエルの人々の問題であり、サウル王自身の問題でもあった。また、これは私達にとっての教訓でもある。

 使徒パウロは言った。

「しかし、このわたしには、わたしたちの主イエス・キリストの十字架のほかに、誇るものが決してあってはなりません」(ガラテヤの信徒への手紙6章14節)。

 あなたは何に頼り、何を誇りとして生きているだろうか。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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