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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ルツ記3章

聖書日課 ルツ記3章(新共同訳 旧約pp.424-426)

 ナオミは、ずっとルツが「幸せになる」ことを願っていた。そして、ルツとボアズの出会いが、ナオミに幸せな未来のヴィジョンを思い描かせるきっかけを与えた。そのヴィジョンとは、ルツとボアズの結婚である。

 ボアズはルツに好意を示していた。ルツもボアズに深い信頼と尊敬の思いを抱いていた。しかも、ボアズは「家を絶やさぬ責任のある人間」だった(12節)。これは、彼が、ナオミの夫エリメレク一家の土地と血筋を回復する立場にある親類であったという意味である(レビ記25章23節以下)。

 これ以上の〈良縁〉は思いつきようがない。ただ一つ問題なのは、ボアズとルツの年齢差である。はっきり書かれているわけではないが、恐らくボアズは、既に年配の域に達していたと思われる。そのため、ボアズからルツに求婚することは、彼の性格からしても難しいことであった。ナオミがルツに求婚の手立てを指南したのも、恐らく、そのような事情を考慮した上での〈作戦〉だったのではないか。

「しゅうとめのナオミが言った。『わたしの娘よ、わたしはあなたが幸せになる落ち着き先を探してきました。あなたが一緒に働いてきた女たちの雇い主ボアズはわたしたちの親戚です。あの人は今晩、麦打ち場で大麦をふるい分けるそうです。体を洗って香油を塗り、肩掛けを羽織って麦打ち場に下って行きなさい。ただあの人が食事を済ませ、飲み終わるまでは気づかれないようにしなさい。あの人が休むとき、その場所を見届けておいて、後でそばへ行き、あの人の衣の裾で身を覆って横になりなさい。その後すべきことは、あの人が教えてくれるでしょう』」(1~4節)。

 この時、ルツは、素直に、そして積極的にナオミの提案を実行した。

「ルツは、『言われるとおりにいたします』と言い、麦打ち場に下って行き、しゅうとめに命じられたとおりにした」(5~6節)。

 すると、ボアズはルツに言った。

「わたしの娘よ。どうかあなたに主の祝福があるように。あなたは、若者なら、富のあるなしにかかわらず追いかけるというようなことをしなかった。今あなたが示した真心は、今までの真心よりまさっています。わたしの娘よ、心配しなくていい。きっと、あなたが言うとおりにします」(10~11節)。

 作戦は大成功! ボアズは、ルツの求愛を喜んで受け入れた! しかし、ボアズは、一時の感情に溺れるタイプの人物ではなかった。彼は、ナオミへの土産の大麦をルツに持たせて、夜明け前にルツを帰した。帰宅したルツから報告を聞いたナオミは言った。

「わたしの娘よ、成り行きがはっきりするまでじっとしていなさい。あの人は、今日中に決着がつかなければ、落ち着かないでしょう」(18節)。

 信じて、なすべきことをなした後は、全てを主なる神に委ねて待つのみ! 次章は、いよいよ物語のクライマックスである。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

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