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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ルツ記4章

聖書日課 ルツ記4章(新共同訳 旧約pp.426-427)

 ボアズは、ルツとの結婚を決意すると、その日のうちに、結婚を公に認めてもらうために「町の門」に上って行った。実は、エリメレク一家の「家を絶やさぬ責任のある人間」には、ボアズ以上により近い親類がいた(3章12節)。そのため、ボアズがルツと結婚するためには、その人物と交渉し、権利を譲ってもらう必要があった。

 ボアズは、社会のルールを尊重し、きちんと手順を踏むことで、ルツとの結婚を祝福溢れるものにしたかったに違いない。ルツは異邦人の女性だったので、その思いは尚更強かったことだろう。その親戚との交渉は、全てボアズの願った通りに進んだ。こうして、ボアズとルツの結婚は、町の長老たちの立会いの下、正式に認められた。

 この時、そこにいた「すべての民と長老たち」が、二人の結婚を祝福して言った。

「あなたが家に迎え入れる婦人を、どうか、主がイスラエルの家を建てたラケルとレアの二人のようにしてくださるように。また、あなたがエフラタで富を増し、ベツレヘムで名をあげられるように。どうか、主がこの若い婦人によってあなたに子宝をお与えになり、タマルがユダのために産んだペレツの家のように、御家庭が恵まれるように」(11~12節)。

 こうして、異邦人の女性ルツは、多くの人々の祝福の中、ボアズとの幸せな結婚を果たした。それは、しゅうとめのナオミにとっても、夫エリメレクの家の再興となる大きな祝福であり、慰めとなった。

 間もなく、ボアズとルツの間に1人の「男の子」が生まれた。その子は「オベド」「名付け」られた。オベドはダビデ王の祖父に当たる。

「ボアズはこうしてルツをめとったので、ルツはボアズの妻となり、ボアズは彼女のところに入った。主が身ごもらせたので、ルツは男の子を産んだ。女たちはナオミに言った。『主をたたえよ。主はあなたを見捨てることなく、家を絶やさぬ責任のある人を今日お与えくださいました。どうか、イスラエルでその子の名があげられますように。その子はあなたの魂を生き返らせる者となり、老後の支えとなるでしょう。あなたを愛する嫁、七人の息子にもまさるあの嫁がその子を産んだのですから。』ナオミはその乳飲み子をふところに抱き上げ、養い育てた。近所の婦人たちは、ナオミに子供が生まれたと言って、その子に名前を付け、その子をオベドと名付けた。オベドはエッサイの父、エッサイはダビデの父である」(13~17節)。

 そして、そのダビデの子孫から、救い主イエス・キリストが生まれた。ナオミとルツとボアズ、彼らは、その誠実で謙遜な信仰によって、逆境の壁、民族の壁、社会の壁を打ち破り、主なる神の祝福溢れる幸せな生涯を送った。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
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