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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 出エジプト記5章

聖書日課 出エジプト記5章(新共同訳 旧約pp.100-101)

 いよいよモーセとファラオ(エジプト王)との交渉が始まった。それは困難を極めた交渉であり、〈ファラオとの対決〉と言った方が的を射ているかも知れない。

 しかし、モーセがしたことは、ファラオに主の言葉を伝えることであった。

「その後、モーセとアロンはファラオのもとに出かけて行き、言った。『イスラエルの神、主がこう言われました。『わたしの民を去らせて、荒れ野でわたしのために祭りを行わせなさい』と』。ファラオは、『主とは一体何者なのか。どうして、その言うことをわたしが聞いて、イスラエルを去らせねばならないのか。わたしは主など知らないし、イスラエルを去らせはしない』と答えた」(1~2節)。

 つまり、この対決は、モーセとファラオの対決ではなく、主なる神とファラオの対決だった。主なる神は、モーセとアロンを用いてファラオと対決し、イスラエルの民をエジプトから導き出そうとされた。

 そうであるとすれば、この対決でどちらが勝利するかは、火を見るより明らかである。そして、この時人間にとって大切なことは、どこまでも主なる神に信頼して待つことであった。

 しかし、私達は、主に信頼することも、待つことも、余り得意ではない。人を恐れたり、状況や感情に振り回されてしまうため、主に信頼して待つことが出来ず、恐れや感情のままに行動してしまうことが実に多い。

 それはイスラエルも同じだった。ファラオがモーセとアロンの申し出を聞いて怒り、イスラエルの人々の「仕事をきつくす」るように命じると(6~9節)、イスラエルの人々はモーセとアロンに「抗議した」

「どうか、主があなたたちに現れてお裁きになるように。あなたたちのお陰で、我々はファラオとその家来たちに嫌われてしまった。我々を殺す剣を彼らの手に渡したのと同じです」(21節)。

 モーセも主なる神に「訴えた」

「わが主よ。あなたはなぜ、この民に災いをくだされるのですか。わたしを遣わされたのは、一体なぜですか。わたしがあなたの御名によって語るため、ファラオのもとに行ってから、彼はますますこの民を苦しめています。それなのに、あなたは御自分の民を全く救い出そうとされません」(22~23節)。

 怒るべき相手はファラオでありエジプト人であるのに、人々はモーセとアロンに抗議し、モーセもまた主なる神に不満をぶつけた。怒るべき相手は誰で、信頼すべき存在は誰であるか、私達は案外取り違えていることはないだろうか。主なる神に信頼して待つことの大切さを心に銘記しつつ歩みたい。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
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