ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ゼカリヤ書6章

聖書日課 ゼカリヤ書6章(新共同訳 旧約p.1485)

 ゼカリヤが見た8つの幻の記述の後、6章の後半には、大祭司ヨシュアへの戴冠の宣言が記されている。

 主なる神はゼカリヤに、バビロンから帰還したばかりの3人の家族から金と銀の贈り物を受け取って冠をつくり、それを大祭司ヨシュアの頭に載せるよう命じられた(10~11節)。

 大祭司に冠が載せられるというのは、彼が王であることを意味した。これは、紛れもなく、救い主メシアについての預言である。メシアこそ、真の王であり大祭司なる御方だからである(ヘブライ人への手紙4章9節など)。その上で、主なる神は次のように宣言せよと言われた。

「万軍の主はこう言われる。見よ、これが『若枝』という名の人である。その足もとから若枝が萌えいでる。彼は主の神殿を建て直す。彼こそ主の神殿を建て直し/威光をまとい、王座に座して治める。その王座の傍らに祭司がいて/平和の計画が二人の間に生ずる」(12~13節)

 王と祭司の「二人の間」に「平和の計画」が生じる。これは、ダビデの家系の「若枝」(12節)と呼ばれるメシアの中に、王と祭司の2職が受け継がれて一つとなり、そこに真の平和が実現することを意味している。

 メシアとして来られたイエス・キリストは、力ある王として、弱さの中にある私達を守り導いて下さる。また、真の大祭司であるイエス・キリストは、私達の罪を赦し清めて、主なる神との交わりを回復して下さる。

 そして今、主なる神は、主イエス・キリストを信じ、主なる神との真の平和を回復したキリスト者の内に住んで下さる。つまり、キリスト者こそが、イエス・キリストが建て直された神殿であり、そのためにイエス・キリストは、御自分の命を十字架の上に献げて下さった。ここに真の平和(平安)がある。